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獅子座満月~自分なのか社会なのか

天王星を挟んだ直角三角形

2月6日の夜明け前(日本)、水瓶座の太陽と獅子座の月が向かい合って満月です。今回は牡牛座の天王星を挟んで直角三角形ができる、どちらかというとシャープなエネルギーの満月。人によっては体調に変化が出たり、気持ち的に圧迫感があるかもしれません。
水瓶座、獅子座、牡牛座、どれも「固定サイン」と言われる、ちょっとやそっとでは動かないエネルギーですが、ここに天王星の「強く、急激な破壊」という力が働くことで変化が起きます。柔軟サインや活動サインで起きる変化よりより大きなエネルギーが生み出されます。天王星は水瓶座の支配星でもあるため、太陽側の変化よりも、月側(獅子座)の変化のほうが、きつめに感じられるかもしれません。言い換えると、太陽は社会のありかたで、月は私たち自身(大衆)なので、社会の変化が日常生活に与える影響がより強く感じられる満月となりそうです。

獅子座と水瓶座で向かい合う太陽と月

向かい合うサイン(星座)は一つの尺度を反対から見るような性質の違いがあり、同じものを反対側から見ているようなイメージ。そして今回は常に自分主体で「主観」を大事にする獅子座側には全体主義で客観的に物を見る水瓶座のエネルギー、水瓶座には獅子座のエネルギーが入り込みます。「自分中心」と「社会の一部である自分」のバランスを取る満月となります。

互いのエネルギーが入り込む度数

太陽と月が向かい合うのは数え度数で17度、互いのエネルギー、が流れ込み、それをうまく消化しようとする場所です。
満月が起こった時の月の位置のサビアンシンボルは「ガードをしている番犬」。複雑に変化する社会の中で、自分の権利を守ろうとするようなイメージ。常に全体のことを考え、博愛主義の水瓶座ですが、個人の権利はあくまでも守り通す決意を思わせます。これが向かい合う獅子座からエネルギーを受けて成長しようとする水瓶座の変化なのです。
一方の太陽のサビアンシンボルは「ボランティアの聖歌隊」。ドラマティックなことが好きな獅子座ですが、日常生活のほんの些細なことにも幸せを感じられる度数です。水瓶座の影響を受けて、自分が主役かどうかにこだわらず、全体と響き合うことにもときめきがあることも発見します。

天王星は牡牛座に

太陽と月からおよそ90度の位置に天王星がいます。太陽、月、天王星で直角三角形が出来上がり、それぞれ葛藤の配置となります。天王星は牡牛座にいて、自分の価値観を根底から変えつつあります。水瓶座の太陽も獅子座の月も、外部からの強制的な力で視点を変えるようなイメージです。それによって気づき、変わっていくのでしょう。天王星は急激な変化をもたらし、古いものを捨てさせ、新しいものを取り入れようとします。その変化は私たちにとって必ずしも心地よいものではなさそうですが、「それがなければ変わることはできなかった」必要な力なのです。

金星と火星もスクエア

金星=悦び、快楽が火星=闘争心などを表すと言われ、特に個人的な出来事や心情に結びつきやすい天体です。スクエア=90度のポジションは「葛藤の配置」と言われますが、今回の満月図では金星と火星がスクエアとなり、ぶつかり合うイメージ。うお座の金星は人の情に流されることで悦びを得るのですが、双子座の火星は情報に合わせて機敏に動きたいと思う。そこに葛藤はあるのですが、プライベートでは人に合わせて、仕事では情報をつかんで積極的に動き回る、と言うように切りかえて使うことが良いかもしれません。そうすることで天王星的な変化、古いものから新しいものへ、という流れに乗ることができそうです。

日本は2-8ハウス、オーストラリアは1-7ハウス

満月は日本では2-8ハウス、という自分のもの(才能も含む)と他人のもののバランスを取る2-8軸、オーストラリア東海岸では自分自身と他人の中に見る自分の1-7軸で起こります。日本にいらっしゃる方は、自分の才能の何を使って社会に貢献できるのか、それをどう自分の悦びに変えるのか、というところで何かしらのメッセージを受け取れるでしょう。
オーストラリア東海岸にいらっしゃる人方は、自分自身がどうあれば、変わりゆく社会で波乗りできるのか、というところでの気づきがありそうです。

どのハウスで起こるにしろ、「自分が」という主体的な感覚と「他を思う」俯瞰で観る視点のバランスをとることが今回の満月のメッセージ。

素敵な満月をお過ごしください。

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