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津軽エリアの乗合タクシー「わんタク」を使ってみた

さきの投稿に続いて、乗合タクシーについて。
今回は津軽線代行も兼ねる乗合タクシー「わんタク」についてとりあげてみます。

蟹田ー三厩間を結ぶJR津軽線の不通が続く中、単なる代行輸送だけでなく周辺の観光にも使えるようにと運営されているのが「わんタクフリー便」と「わんタク定時便」となります。

「わんタクフリー便」は30分単位で出発地を設定して、到着地を定めた上で予約することで配車されるしくみとなっています。一方「わんタク定時便」は、あらかじめ定められた時刻までに停留所や指定場所に向かい、そこにやってくる車両に乗車する利用を想定しており、予約は必要であるものの、その時間帯に利用したいのであれば所要時間や到着予定時刻も調整しやすいという利点があります。

今回は奥津軽いまべつ駅から青函トンネル記念館までを「わんタクフリー便」で、青函トンネル記念館から蟹田駅までを「わんタク定時便」でそれぞれ予約をし、実際に利用してみました。

予約状況は、往路は自分1人だったため事実上の直行便となり、想定よりかなり早く到着する結果となりました。他方、復路はすでに乗車している人が2名いたものの、目的地が自分と同じ蟹田駅だったことから、青函トンネル記念館から蟹田駅まで直行することになりました。こちらもかなり早い到着となり、接続する予定だった列車までゆとりのある時間を過ごすことになりました。

復路については「わんタク定時便」の利用ではあったのですが、所定で運用に入るジャンボタクシーの定員が満杯に近い状況であったために、別の1台を仕立ててそちらに蟹田駅直行の乗客を乗せたというのが実態だったようです。

限られた台数でのやりくりであることは予想されましたが、利用もそれなりにあり、弾力的に運用されていることがわかりました。
参考までに、日常の通勤・通学利用に対する需要については、外ヶ浜町のコミュニティバスや、津軽線代行バスの運行も行われています。

詳しくはそれぞれのwebページなどでご確認ください。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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