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挨拶ができるようになる


息子は来年から小学生。
先日参加した就学時健診でのできごと。

息子は、都合により元々の
健診日に参加できなかったため、後日行くことになりました。

学校に着くと親子別の部屋に通され、
親は準備物や小学生になるまでにできるようにしておくことなどのお話を聞く時間でした。

「大きな声でしっかりあいさつできるように」

のお話も聞きました。

別室にいた息子の検査も全て終わり帰る時、

見送ってくださった養護の先生に、ありがとうございましたとお礼を伝え部屋を出る私の後に続いて、小さく手を振る息子。

「ありがとう」や「さようなら」の言葉は無いけれど、しっかり先生の目を見て手を振る息子に、先生も手を振り返してくださいました。

「待ちよみ」に出会う前の私なら、「さようならは?」「ありがとうございましたでしょ!」と息子に小言をお見舞いして、
その後、どうしてうちの子はまだ挨拶すらできないんだ〜と悩み、入学までにはできるようにさせないと!とにかく明日からは幼稚園の行き帰りで挨拶の練習させよう!武道を習わせれば大きな声が出るようになるかもしれない!礼儀作法も身について一石二鳥!近所で教室探してみよう!
という具合に次々先の事を心配して、子どもに無理やり色んなことをさせていたのではないかと思います🫣

先日の私は、「初対面の相手だけど、目を見てバイバイできるんだな」と新たな発見をしました。
息子の表情を見て、大丈夫だと感じました。

もちろん声に出して気持ちのよいあいさつをする事は大切だと思っています。
けれど、無理にできるようにさせたくはないのです。

必要なことだからさせる。
のではなく、
自分で必要だと感じたから、自分でやってみようと思う。
そして、自分でやってみる。
すると、できるようになる。

親の私は、わが子を信じて、望みを叶え、その時がくるのを待つ。

私にできることは、そのための準備をすること。
毎日のあいさつを地道にしていこう。
自然にあいさつを交わす環境をまずは家庭から。

わが子はそれをちゃんと見てくれているし、色々な経験をすることで、自分も挨拶をしようと思う時がきっとくる。その時を信じて待とう。

せめて親だけでも、わが子が挨拶をする時を待ってあげたいと改めて思う出来事でした。

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