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子どもに届く声

数年ほど前から、子育て支援センターで読み聞かせボランティアをさせていただいています。

その現場でよく耳にするのが、

うちの子全然集中して聞けなくて、他の子やお話ししてくださる方に申し訳ない、、、
すぐに別の場所で遊び始めるから、その度に連れもどしたりするのが大変で、、、
絵本を指さして答えたり、色んな反応がある子を見ると、そうでないうちの子は絵本が好きではないのかなと思って、、、という声。

絵本の読み聞かせは子育てによさそうだしやりたいけど、絵本のお話会から足が遠のく方もいるようです。

そこで、私が読み聞かせ会の時にお伝えするようにしていることがあります!

それは、特に乳幼児期の小さな子どもさんにとっては、馴染みのある身近な人の声しか届かないようになっているということ。
そもそもそうなっているのです。

なので、私は、よく知らないおばちゃん(私のこと笑)が大勢に向けて読んでいる声が、小さな赤ちゃんの心に届いているとは思っていません。
とはっきりお伝えすることも。
(集団での読み聞かせ会は、また違った楽しさがありますよね)

やっぱりお父さんお母さんなど、身近でお世話してくれる親しみのある人の声が自分に向けて届くことがとても大事です。

そういう小さな子に向けた絵本の読み聞かせ会では、赤ちゃんのためというより、お父さんお母さんに向けた時間というとらえ方で参加してもらえたらと思っています。
小さな子が落ち着いてお話を聞かないのは当たり前なので、家でわが子に読んであげるための絵本を知る場、くらいに考えてもらえたらと思います。

絵本の醍醐味は、やっぱりお父さんお母さんからわが子へ読んであげるところにあると思っています。
子どもがどんな反応をしようがしまいが、身近な大好きな人からの声は必ず届いていますし、心が動いています。
どんな小さな赤ちゃんも自分で考える力、感じる力を持っているので、安心して声を届けてあげてくださいね。


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