Try and Error 5/31
皆様お疲れ様です。
素敵なMTGライフをお過ごしですか??
↑のとおり、今回はパウパーでマーセナリーを組んでみまして、その感想とテコ入れについて書き連ねてみました。
○傭兵の「ココ」がスゴい!
傭兵とは、ご存知『マスカレード・ブロック』に登場するクリーチャータイプで、一部のカードが
「X、T:あなたのライブラリーから、点数で見たXマナ以下の傭兵を場に出す。その後山札を切り直す」とリクルーターの役割を果たします。
同じブロックで出てきたレベルとの違いですが、リクルートにかかるマナが安い代わりにマナコストが低いクリーチャーしか場に出せないというのがあります。
パウパーに限らずどのフォーマットでも、ターンごとに使用できるマナ総量は限られてくるので、レベルだと序盤はマグロになってしまいます…
傭兵のリクルーターは
・3マナ→次ターンから2マナ以下を呼び出し可
・2マナ→次ターンから1マナ以下を呼び出し可
とマナを残して除去を構えながら戦力を増強することができます。ここは大きなメリットです。
(例)
2ターン目、《カテラン組合の説得者》を召喚
3ターン目、土地を置いてなにもせずエンド
相手ターンのエンドに《汚涜》でそのターンに出たクリーチャーを除去、説得者タップして2マナで《塁壁を這うもの》をライブラリーから召喚
○主なマーセナリーたち
ここでは、主な「傭兵」たちを見ていきましょう。
○1マナ枠(7枚)
早速ズルしてすみません。何しろマスカレードからこっち傭兵なんて取り上げられてないもんで…
《変わり身ののけ者》4枚
アンブロ・ブロック不可というこのデッキの主力アタッカー。現在2枚持っていて、2枚ボーナスが入ったら揃えようと思います(貧困者)
《塁壁を這うもの》1枚
往年のマーセナリーの1マナ枠で、チャンプブロッカーのベテラン。1マナ枠同期の《換羽するハーピー》はアンコモンのため二遊間が組めず。
《自在自動機械》2枚
プロ黒の相手に対する無色のブロッカーが主なのですが、《のけ者》共々後述の役割があります。
○2マナ枠(5枚)
ということで2マナ傭兵です。
《カテラン組合の説得者》4枚
2マナのリクルーターで、のけ者や蛇を呼び出す、このデッキのエース。なにげにパワーも2あるのが偉い。
説得(肉体言語)
《ショークーの工作員》1枚
往年のフィニッシャー枠その1。最後の一押しで土地を犠牲にしてのけ者をパンプアップ。ただそれ以外はなにもしないのでピン差しして3マナ枠から召喚することに。
○3マナ枠(6枚)
《カテラン組合の粗暴者》2枚
《ラースの悪鬼》2枚
3マナのリクルーターは散らして採用。粗暴者はタフネスが2あるのが偉い。悪鬼は黒かファクトにしかブロックされない上にパワーが2あり。どちらも好きなのでどちらも採用します。
広報活動(肉体言語)
初期は8枚体制な上にもう1枚つけていたのですが(後述)、リクルーター自身は強くないため4枚に絞りました。パウパーでの2マナリクルーターは説得者だけなので彼は無条件に4枚です。
《ファイレクシアの扇動者》2枚
場に出たターンのみ傭兵が+1/±0されるという傭兵のアンセム(期限付)。往年のフィニッシャーその2。
問題は彼を呼び出せないことです。
○名誉傭兵(4枚)
聖職者の方々兼フィニッシャー?です。のけ者と人形は多相持ちのため、3体並べてこいつを出せば4点ドレインを実現できます。
…実は最初に傭兵を組んだときに悩まされたことの1つがが決定力不足であり、また《殺し》を除去に使うので4点のライフロスがかなり痛くなってきます。チマチマのけ者で削ったライフを《トレイリアの恐怖》に絆魂付けられて回復…されて心を折られたこともありました。これで中盤ぐいっと押し込んで、最後ショークーや扇動者でパンプして殴れたら、あるいは飛び道具で使い回せたら言うことありません。
○採用を見送ったカード
・3マナの追加リクルーター
リクルーター自身はそんなに強くないこと、一番強い動きがのけ者を呼び出したり蛇でチャンプさせたりということなのと、3マナでは自身で釣れないのでかさばるだけと判明。
・2マナの便利枠傭兵
飛行持ちの《奇形の悪鬼》や追加のショークー、多相持ちのサイズがいいクリーチャー等は削り、その分を追加除去や手札破壊に充てました。
ただしアーティファクト対策でサイドに3枚入れています。
・3マナ以上の傭兵
彼らはリクルートができない(4マナ以上はアンコモン・レア)ので、ピン差し不可です。扇動者はかろうじて2枚。
…当初は《ただれたインプ》《研究室荒らし》なんかで墓地に落としてから《発掘》で釣り上げるリアニメイトギミックとハイブリッドで組んでたんですが、いうほど奇襲性や「こいつを釣れば勝てる」というクリーチャーがなく、それぞれのパーツが喧嘩しちゃうので傭兵+ドレインにしました。
・《アスフォデルの灰色商人》
黒単信心のエースでドレインの本家本元ですが、
《暗黒の儀式》があるとはいえ土地20枚のこのデッキでは重すぎるため、また色が濃いデッキではないのでドレイン効率も悪いと考えられるため、不採用です。3マナ以上なので釣れないし。
その他呪文、土地については次回投稿します。
○このデッキに足りない要素
・決め技
かつてのマーセナリーには《暗黒の凱歌》というカードがありました。(あったそうです)
横並びして、除去でブロッカーどかしてちくちく殴った上で最後の〆にピッチスペルで奇襲!という感じでやっていたようですが、パウパーでは寡聞にしてこの役割のカードを見つけることができません。なのでなんとか3マナの(リクルートできない)扇動者を入れている状態です。
ちまちましてる間に回復されたり、全除去をぶっぱされたりすると盤面のリカバリーが追い付かなくなります。
・全除去対策
デッキには《強迫》4枚、リカバリーの《不死なる悪意》3枚、サイドにジェネリックトーラックこと《精神ねじ切り》4枚入れて、「できたら使われる前に捨てる」ようにしています。
デッキの構成上強力なクリーチャーがおらず薄く横並びで殴るので全除去されると死、です。
またリクルーターを狙い撃ちされると供給が止まる素敵な仕様となっており、単独除去を落とすためにも手札破壊マシマシで入れておきました。
・単純なカードパワー
ディミーアテラーや緑単ステッカー、セレズニア12スリヴァー(適当に名付けた)など、一枚一枚がパワフルなデッキにはどう頑張っても太刀打ちできません。
ああウィザーズ様、これを見ていらっしゃるなら、贅沢は申しませんので、
黒1マナ2/1、攻撃が通るたびに宝物1つ生成、相手のライブラリートップを追放してそのターン唱えてもよい
こんな傭兵を検討してください!!!