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⑩+⑩+⑥ 発売目前にして不具合発見。
どうやら暗礁地帯を抜けて無かったらしい。
燃焼テストの最終段階で、致命的な不具合が見つかってしまった。
どうしても私が使いたいと思っている、インドネシアにあるボルネオ島の熱帯雨林に生えているテンカワンという木の実から採れるBNB(ボルネオ・ナッツ・バター)は融点が約35℃と、和ろうそくで利用されている他の蝋に比べると低い。そのため着火後に自らの炎の熱で、ろうそくの外側にダムの様になってすぐ溶けない部分を作ることが出来ず、どんどん液体の油になって流れて落ちてしまう。
火が消えてしまうことはないのだけれども、下に溜まった油は和ろうそくの芯では最後まで燃焼し尽くすことが出来ない。
そこで、化学に詳しい西多摩自然フォーラムのK氏に助言を求めた。
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K氏は以前に、〝どうしても着火しない〟という問題を相談した時に、「ガソリンを混ぜれば簡単に着火する」とアドバイスしてくれた、じゃっかん危険な人物だが、炭焼きにも造詣が深く、こと燃焼に関することには深い知識を持っている方でもある。
色々と相談した末に、
『融点が高い他の蝋と混ぜるのが一番良いのではないか』
とのことで、まずは蜜蝋との混合を試してみることに決めた。
とりあえず、〝環境にも、ミツバチにも優しい蜜蝋〟を探すことにする。
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#エネルギー問題
#熱帯雨林
#和ろうそく
#テンカワン
#ボルネオ・ナッツ・バター