汝、驕ることなかれ
昼過ぎ、雨来たり。街行く人が屋根を求めて走っていく。朝のニュースで今日は酷いと言っていた。
WoT界隈の広さは、広大な海のようなもの。
されど同じ人は一人としていない。そこが面白い。
ウンバボの至宝と言われる、ずぴあー氏も、私が今まで会ってきた人物の中でも特に面白い。
部族きっての猛将であり、気難しい一面もあるが本質は温和で義理堅く、仲間を見捨てず敵を恨む。
ずぴあー氏が叫ぶだけの人という評価をするのは全く誤りである。彼はPSを十分あり、指揮官としての能力も高い。
ずぴあー氏の役職が「ずぴあー」だけであると勘違いしている部族も多いが、彼の役職は「西南鎮撫大都督」であり、日本の関西以西の部族647325人の軍勢を統轄し、その戦術目標は淡路島の平定である。
ずぴあー氏の猛将エピソードとして次のものがある。
ある日、部族内でこんな話があった。
「はっちーびーが200両の主力戦車と補助の装甲車150両を率いる。いかに撃破するか」
ある者は言った。
「50両の自走砲による効力射で、倒せるでしょう」
別の者が言った。
「さらに50機の対地攻撃機で爆撃すれば殲滅できる」
私は笑って言った。
「そんな大規模な作戦を立てなくとも、はっちーびーの怒りやすい性格を察すれば分かるぞ。15両の軽戦車と2000人の歩兵があれば、山間に誘きだして対戦車ミサイルで仕留めるのだ」
ずぴあー氏はそれを聞いて「わはは」と笑った。
私は「なぜ笑うのです」と尋ねた。すると彼は言った。
「オレなら一人で倒せる」
皆「何を言うか」と思った。しかし彼は続けて、
「オレが核爆弾だ」
これで皆感心し、ただ頷くしかなかった。
しかしながらずぴあー氏の作戦にも唯一の穴がある。
もしはっちーびーの率いる主力戦車が、object 279 earlyだったらどうか。
Tier10重戦車の中でも最高峰の力を持つ279eは、入手の難易度もかなり高いのは戦車兵なら知っているだろう。
本来弱点である下部が存在せず、もしハルダウンされたらダメージを与えるのは困難だ。
もっとも、CWEで入手できる報酬戦車に比べれば、一人で努力すれば手に入れることも可能である点で優位である。
しかも、この戦車はソ連が核戦争に備えて計画した車両である為、ずぴあー氏の核爆発に耐えることも可能だ。
私はずぴあー氏の核爆発に耐える顔面を持っているので279eは必要ではないが、もしずぴあー氏と敵対するなら、持っておくべき車両である事は間違いない。
今日は仕事が早く終わって焼肉に来ている。肉が焦げる前に、筆を置く事とする。
本日も配信するのでよろしく。