記事一覧
mixiから救出した読書感想文#3
二百年の子供
(和書)2011年02月03日 05:53
2003 中央公論新社 大江 健三郎 学生の頃、「芽むしり仔撃ち」を読んだことは、自分の読書人生においてもトップクラスの衝撃でした。戦後民主主義の象徴的な言われ方をされている時期の作品は全く読んでいないので(新しい人よ目覚めよ、とか)ずいぶんと久しぶりに大江さんの作品を読んだことになります。
内容はまさにファンタジーそのもので、主人公
mixiから救出した読書感想文#2
鍛冶屋の教え―横山祐弘職人ばなし
(和書)2014年03月30日 07:38
小学館 かくま つとむ昭和40年代の生まれの自分にしたって、教科書に載っていた「村のかじ屋」のかじ屋って何?と思っていたくらいです。こうした伝統も、今や途絶える寸前なのでしょう。いや、この本自体が10年以上も前のものですから、今やこうしたルポを書くことも、さらに難しくなっている事は間違いありません。北関東に残る数少ない鍛
mixiから救出した読書感想文#1
邪魅の雫
(和書)2018年05月19日 20:10
2006 講談社 京極 夏彦何年振りかなあ、京極堂シリーズ読んだの。シリーズである以上当然とは言え、従来のキャラクターが多数登場している上に新しい登場人物も重なって、しかも今回の事件がいつもに増して複雑怪奇な割には盛り上がりがイマイチな展開ということもあって、内容を把握するのに四苦八苦…というか、途中で内容理解を放棄した部分もありました。ただ、
自宅映画鑑賞感想文(mixi救出)Part3
アンダーワールド2 エボリューション 前作よりアクションもCGもグロシーンもお色気もパワーアップ!
したとたん、大味になったというか、ありがちになったというか……。
まあ、よくある話です。
もっとも、
アクションが少なく、つなぎの場面が長過ぎた前作に比べれば、
娯楽作品としてはこちらの方が単純に楽しめます。
前作よりグレードが数段上がったCGの狼男や吸血鬼はかっこいいし、
金をかけ
自宅映画鑑賞感想文(mixi救出)Part2
藁の楯 わらのたて
藤原竜也という人は、ぶっ壊れた演技をする若手イケメン俳優という立ち位置の人だったと思うんだけど、そのままけっこう年をとってしまいましたね。もちろん、実力あってのことなのですが、どこまで続ける気なんだろう。映画のストーリーは、ちょっと前に全く同じようなプロットをハリウッドでやってたよね、というのが真っ先の感想。困ったもので話の展開は雑というところも共通してますが、アクションに関
自宅映画鑑賞感想文(mixi救出)Part1
トライアングル
(タイムループする船上で巻き起こる惨劇からの脱出を図るミステリーホラー…といったところでしょうか?最後まで見ると浮かび上るタイトルの意味。とてもよく出来ています。いわゆるショッキングシーンもよく考えられていて、必要以上に残虐演出はされていませんが、おお!とか、うわあ…とか、思わず声が漏れるほど。序盤が伏線に次ぐ伏線なので、そこを集中して見ておかないと、後半には主人公の女優さんがや
劇場映画感想(mixiから救出)
ブレードランナー 2049
全世界待望のSF映画、35年ぶりの続編 2017年10月27日 公開
「前作見たことないんだー」
と鑑賞後に同行した友人に言ったらドン引きされました(笑)
確かに前作見た方が100倍有意義な鑑賞になったでしょうが、なにせその後のSF近未来を一変させた名作です。見なくたってだいたい雰囲気は掴めますよ!
続編もの、とくに前作がレジェンド級の名作だった場合にありがちな
2019.06.30 大分トリニータvs浦和レッズ @昭和電工ドーム大分 ~あなたの街にあるサッカーは、幸せですか?~
ついにこの日が来てしまいました。思えば始めて大分トリニータの試合を見に行ったのが、2015年の町田とのJ2J3入れ替え戦第一試合。その試合に敗れ、大分のJ3降格が濃厚になった時、大分が今度、J1に昇格するのはいつになるのだろう。浦和が大分に乗り込んでアウエーを戦う、その応援に行くことができる日が、果たして今後、来るのだろうか…。そんなことを、野津田の町田市立陸上競技場からの遠い遠い下山途中、呆然
もっとみる2019.06.19 浦和レッズ vs 蔚山現代@埼玉スタジアム2002 ~アジアは進化している、浦和は停滞を打ち破れ~
当然の監督交代に揺れた浦和レッズ。オリヴェイラから”アウトレイジ”大槻監督の再度の登板以降は、リーグ戦を1勝1分、いずれも後半ロスタイム間際の劇的な得点によって切り抜けて、ACLのトーナメント1回戦に臨みます。
日本代表のメインシェフとして有名な西芳照シェフ。浦和レッズのACL遠征の時も帯同してくれる、頼れるお方のグルメイベント。現地到着時には当然のように全品売り切れ。もうちょっと用意していただ
2019.06.01 FC東京 vs 大分トリニータ@味の素スタジアム ~”天才”が告げる、「試練の時、来たれり!」~
前節、川崎フロンターレ相手にJ1強豪チームの力を見せつけられ、1-0という得点差以上の敗戦を喫した大分トリニータ。この日の相手は現在首位のFC東京。強固な守備、高速のサイドアタック、強力なFW陣。そして何より、今期本格的な覚醒を果たした天才、久保建英の活躍により、極めて完成度の高いチームとして、前節に初黒星となったものの、ここまで躍進を果たしています。まさに日本の首都、花の都大東京のチームに相応し
もっとみる(ネタバレなしです)「ゴジラ キング・オブ・モンスター」鑑賞。
予告編に映し出された、ゴジラ、モスラ、ラドン、そしてキングギドラの勇姿!これはもう面白いに違いないぞ!という確信のもと、居ても立ってもいられず、公開初日の映画館直行です!ありがとうプレミアムフライデー!君のおかげで残業時間がわずか30分で済んだよ!
前作のハリウッド版ゴジラ(2014)も力作ではあったのですが、「ゴジラの暴れるシーンが少ない」「余計な人間ドラマに尺取りすぎ」などの批判もちらほら。
2019.05.21 浦和レッズ vs 北京国安@埼玉スタジアム2002 ~雨上がりの夜空に!~
さながら台風のような激しい風雨は、夕方には止んでくれました。ACLグループリーグ最終節は同時刻開催の原則に従い、普段より30分早い試合開始時間。職場からその時刻に間に合う為には、一刻の猶予もありません。終了時刻になる前に作業着から着替え、時間と同時にタイムレコードにカードを押し込み、自転車に乗って即ダッシュ!会社での冷たい視線と引き換えに得たわずかな時間を無駄にせず!自転車のペダルに浦和レッズへの
もっとみる2019.05.17 浦和レッズ vs 湘南ベルマーレ@埼玉スタジアム2002 ~紛れ込んだセレブの世界で目撃した、あってはならない光景~
先週の湘南ー大分戦をアウエー観戦、そして来たる21日にはACLの予選突破を懸けた大一番。試合観戦が立て続けとなり、その間に挟まれる格好になったこの一戦。見に行くかどうか迷っていたのですが、観戦を決定づけたのは、職場帰りのツイッターで見た、この日の先発メンバーの顔ぶれ。
先発に阿部勇樹の復帰、そして柴戸と萩原の若手起用、そして控えにはルーキー岩武に山田直輝、茂木が含まれるという、ACLを踏まえた大