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自立した個人を目指して:S.P.

 玉光神社は、毎月の月次祭や感謝祭において世界平和をお祈りすることを団体としての第一の目的としていますが、信徒個人に関しては、宗教団体に依存しない自立した個人となることを目標の一つとしています。

 個人が成長するためのトレーニングとして、玉光神社の宮司(本山一博)は「三つの行」と「四つのステップの瞑想」を提唱しています(下記)。これらのトレーニングは宗教色が薄く、玉光神社の信徒でない方でも「七星会」や「愛と超作トレーニング」という行事で習うことができます。

  • 三つの行(十五条の御神訓の連唱、神主の瞑想、神の国の実現の祈り)

  • 四つのステップの瞑想(呼吸の意識化、身体の力を抜く瞑想、自分を受け入れる瞑想、精神集中)

 これらのトレーニングは意識の力を強化することを目的の一つとして行います。「意識の力を強化する」の「意識」ですが、宮司は、通常言われる心を、心と意識とに分けて説明されています。普段働いているような心のことは心、心をコントロールするものを意識と呼んでいます。

意識の成長とは意識が心から離れて、あるいは心から独立して働けるようになることです。通常の場合、意識は心に張り付いています。心と一体化して働いているのです。

光の便り 366号(2019年3月25日)p.5

 前述のトレーニングで、まずは意識を心から引き剥がす訓練をしようというわけです。実際にやってみてどうかと言いますと…、私に関しては、トレーニング中は意識が心をコントロールしている感じが何となく分かることもありますが、普段の生活ではまだまだ意識と心が張り付いてしまっています。

 ところで、宗教団体に限らず、何らかの団体や物に過度に依存している人は、何かしら周りに迷惑をかけていることが多いように思います。自立した個人となることは、宗教団体の信徒に限らない課題なのではないでしょうか。