大胆さと臆病さを合わせ持つ魅力
ふいに図書館で雑誌「POPEYE」のバックナンバーを何冊か借りてきた。私はシティーボーイに憧れがある。
自由で、おしゃれで、好きなことを楽しそうにやってて、周りがどう思おうが「俺がやりたいからやってる」みたいな姿勢がいい。いつかシティーボーイ風ミセスになってやる!(シティーボーイ風ミセスって謎の響きだな…(^^;)…まぁいい、その野望は持ち続けることにする。
それで今どきのシティーボーイのファッションスタイルを、パラパラと、ふむふむと眺めていたら、池田エライザの「大人になるもんか。」の連載にたどり着き、リリーフランキーと対談しているのを読んでいて
池田エライザがある取材で、自分をどんなクリエイターだと思いますか?って聞かれた質問に対し、
「大胆さと臆病さ」のある人、と答えたと言うのにはグッときた。
私の大事にしている言葉のひとつに「大胆かつ繊細」がある。行く時は行く、出る時はドーンと出る大胆さと、細部に心を行き渡らせる繊細さ、この両方があると無敵だと思っている。
池田エライザが持ち合わせているものは、
大胆さと「臆病さ」だと言う。
あんなに可愛くて、スタイルも良くて、歌も歌えて、映画監督もこなしてしまうような、堂々としたオーラの彼女の口から「臆病さ」という言葉が出てきたことには正直ビックリした。
臆病な人は事前準備などをものすごくしっかりやるだろうし、とてもストイックで真面目なんだろうな、と思う。
その「大胆さ」と「臆病さ」のギャップがあるからこその池田エライザの魅力であり、自分には「臆病さ」があると言えるその素直さも素敵だと思う。なんでも相反するものは共存させておくと魅力だ。
この対談の文中でさらに彼女は、「大人っぽさ」と「子供っぽさ」のどちらにも寄せきれない自分に葛藤し悩む、と書かれていて、そこにも多大なる共感がある。
前から池田エライザは好きだったけれど、妙に親近感が湧いてますます好きになった。今後の活躍を楽しみに応援していきたい。