天気が気持ち良い🌞日のお絵描き

新緑の季節、コロナで自粛の間でも自宅のベランダの植物を眺めたり、近所の散歩をするだけでも心癒される。

朝、ベランダの窓を開けると、ブンブン、ハチが勢いよく迫ってきた。おお、おぉ、刺すんかいなやめてくれな、と思いつつも、「おはよう、おはよう!」と挨拶したらブーンと飛んでいった。お互い声を掛け合えば、争いは生まれない。

そよそよと風が吹いて、緑がきらきらと新しくて、植物や生きものたちと、この季節の心地良さを共感する。
「あぁ、ほんとに気持ちがいいね!」

心もどんより曇ったり、ぐずつく雨、吹き荒れる嵐の時もあるからこそ、今この瞬間、晴れの心で居られることを喜ばずにはいられない。

お天気がいいと、あぁ!なんて日だ!それだけで何も要らない、と思うようにもなってきた。

ただ晴れの日と言っても、光の加減とか、風や湿度の状態、気温、自分自身のフラットな心、そういう細かな要素が合わさって、絶妙に気持ちの良い日がある。今日はそんな日だった。

何の気なしにペンを握って描いてみた。さらさらと、つっかかりなく、ペンが動く。上手い、下手ではない、心が柔らかくならないと描けない線が生まれる。顔の表情にも現れる。自分の心がそのまま投影されているかのような笑顔。自分で眺めてもなんだか癒されたりする。

本当に自分の心は、お天気によって左右されているなぁと、絵を描き続ける中でしみじみ感じる。心地よい晴れの日に気持ちが整うと、描く絵にも心地よさが表れる。

それとは逆に、「〇〇の日」に合わせて絵を描くのが難しい。母の日だとか、大切な人の誕生日とか、それが喜ばしい日である時こそ、いい絵を描こう描こうとして、結果としてつまらない絵になる。そういう時はシンプルな言葉だけのほうが良かったりする。

私は旦那さんに、唐突に「いつもありがとう!」と言うことがある。何か特別なことをしてもらった時でもないものだから、「え、なに急に?」って言われるんだけど、一緒に居てくれることの日常に急に感謝の念が湧いてきたんだよ、と伝えている。

伝える言葉も、絵も、
心から感じて、湧いてくる状態を大切にしたい。

自分の心を明るく柔らかく保ち続けることはむずかしいけれど、つねに繊細に揺れ動くセンサーは持ち続けていたい。

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