思い出のwataridori
(作中の曲は全部spotifyです。ログインして聴きつつでよろ)
子供の頃
体が硬くて
痛みを感じられないほどだった
胸にあった
憎しみ
片側で噛む
我慢を
していないさ
震えるような
散るちルチル
吐く息
吸う息
急ぐ
看護婦が感じてるらしい
性欲を
思い描く
それをみんなで使い果きる
シェア
やつの中には
恥ずかしさや
うわっすべりな
高熱を示す水銀のメモリ
それは
一部の学童の
Self-image
だったし
見えるよほんとう…
とてもよく
敏感さ
見えてるんだろ?
僕のそれら
僕たち
耳を澄ませる
集中のため
心電図が病気を知らせるみたいにそんなふうなに…
僕ら激しい痛み
わかんないんだよ
麻酔がかかってる
窒息しそうな
罪悪感の弱音
人に言うのはいけないことだ
或いは君にもあるんじゃないか
そう思う僕をダメだと思う
やっぱり僕は
ダメなんだろうなと
思う
お母さんは一人しか知らない
そういうもんだと思ってる
感謝すべきと思ったり
家族には会ってないけど
元気なんじゃないかと思う
今は覚えた
多様性
よく言ってみる
多様性
前の彼女は
料理がうまいひと
笑いながら
菜っ葉を食べてた
爪が清潔そうに見えた
苦しい破局
彼女がこう言ったから
とても長く
丁寧な感じで
とても大切なことだと思うの
理解すること
それが社会をよくするし
きっと世界を導いてくれる
私たちの住む社会の進歩のために
けれども同時にこう思う
私の人生にそれが混じることや
私の子供の人生にそれが混じること
よく考えてみたいのよ
親の言うことは案外真実
友達のアドバイス
大人になってよく思うこと
例えばみんなこう言うじゃない?
不倫はやめた方がいい
結果的にそうじゃない?
それを理解し大人になった
よくあるわよね
そういう納得
隣のうちなら
或いは違う
自分の家でそういうの
ありえないって
言いにくい真実
批判覚悟よ
だけど真実
私の人生は一回きりだし
そういうことを言える私は
そう、私は
正直者
沢山のあなたとの思い出
忘れない
死ぬ時まで
いいえ死んでも
優しくしてくれてありがとう
感謝してる
学んだわ
あなたから
たくさん
理解が私たちを助けてくれる
散らばるでもなく
ある
短く
途切れてく
音
すぐ終わる音
たくさん
たくさん
並ぶ
それから
整う
平面があり
すぐまた現れる
別の平面
僕も学んだ
多様性
社会から学んだ
多様性
みんなのTシャツのロゴは
tayousei
多様性
判断し
処理をしたがる
その口で
僕の顔は醜いんだろう?
判断し
処理した
その口で
僕から見た時
あなたって
高級そうには見えないよ
いいことしたがる
善良の
お父さんには見えますね
芸術家に憧れる
君の心
卑屈な僕にはお見通し
我慢が大事と知る心
君がめたしなめてる僕にはお見通し
うろたえそうになる心
君と僕は共有してる
子供に嫌われてると悩むこと
それを隠したい心
僕もよく理解する
友達の顔も
しばらく見たくはない
そそのかしを
すまないと思わなくていい
なぜなら僕も
よくそうしたから
余計な部屋を持ってた
人より余計だった
わからなかった
部屋が多すぎること
住みよい社会になりますことを
さほど気にならない
住みよい社会になりますことを
ざらざらを若干残しつつも
そうねだいたい
なめらかに
とてもいま
ほっとしたきもち
キリスト教より
仏教が人気
今は新しい彼女と生活してる
膝をさするとか
ご飯をよそるとか
そういうことして
生活してる
綺麗な彼女と付き合っている
音楽と
冗談がある
あまりお互い
気にしない
好きな感じで
振る舞っている
今は
治療も受けてない
優しく教えてもらわない
恥ずかしくない
ロキソニンない
言わなかったが
風鈴が好きだった
冬も陽ざしに
きらきらひかる
お風呂に入ると
気持ちいい
彼女にはとても広い自由が
僕にも最近広い自由が
それは痛みと引き換えだという
今はとても自由
すごいほど自由
寒い?
冬だから?
嘘だろう?
僕たちそんなの感じやしない
自由
手袋持ってない
あまり輪郭は気にしない
滲んでいるし
溶けがちな
彼女の輪郭
僕の輪郭
それほど区別もしていない
言葉がないが
文字はある
あいうえお
わをん
CCC
音楽を聴いて
生活をする
動物的に
愛し合ってる
ゆとりある部屋で
愛し合ってる
僕たちに子供はいないから
二人だけの世界
I
Respect
The artist
Keigo Oyamada.
小説を書きながら一人暮らしをしています。お金を嫌えばお金に嫌われる。貯金額という相対的幸福には興味はありませんが、不便は大変困るのです。 ぜひ応援よろしくお願いします!