料理って、やっぱり楽しくやりたい。『料理研究家がうちでやっているラクして楽しむ台所術』(林幸子)【読書メモ】_11
第1回の本塾から、一緒に動いてくださっている江藤ちふみさんの編集協力・最新刊『料理研究家がうちでやっているラクして楽しむ台所術』(著:林幸子、構成:江藤ちふみ、編集:桑島暁子/サンマーク出版 )。
「たまちゃんが知りたい質問、これだったよね」と該当箇所に付せんを貼ってご恵贈くださる、ちふみさんの気遣い力…。
そして、この質問に対する「グー先生」こと林幸子さんの回答が、またすばらしすぎる。
私にとっての料理は、仕事の息抜きのための時間でもあるから、「ラクして楽しむ」は本当に自分ごとテーマ。
台所で料理しようと手を動かす時間は、いちど無心になって、ひたすら書いている記事や企画のことを考える時間になるので、それはそれで好きな時間です。
以前、サイボウズ式の記事の取材で、ファザーリングジャパンの安藤哲也さん(と、それを実行しているサイボウズの青野慶久さん)に教えていただいた「家事は最高のブレーンワークタイム」という言葉は、かなり真実だと思います(そして、私、本当に家事、料理しかしていないかも、といま気づく。いつもありがとう、夫)。
それゆえ料理は、仕事の気分転換や息抜きをしたいときにすることが多いのです。なので仕事が楽しくなってくると、気分転換も息抜きの必要もない。つまり、料理しない時間が増えてくる。
でも野菜は食べたい。きゅうりやトマトをそのままかじることもしばしば。毎週届く、らでぃっしゅぼーやの野菜たちだって、新鮮でおいしい間に食べてあげたい。
でも、やっぱり義務感でやらされ感を持った瞬間に、料理が楽しくない。最近、そんな悩みがありました。
『料理研究家がうちでやっているラクして楽しむ台所術』は、そんな私のために書いてくれたんじゃないかと思うほど。
さすがの、ちふみさんの構成力でものすごく楽しく読める。ふじわらかずえさんのイラストも、めっちゃかわいい。料理好きな人はもちろん、毎日の料理が面倒でイヤだと思う人に向けても、すごく丁寧に書かれている。
包丁…! 研ぐのめっちゃ苦痛でした! そうか、そこは外注したほうがいいのか。「作り置き」より、助かり度が高い「仕込み置き」。あああ、確かに。
よし、とりあえず今日は料理しよう。ミートソースを作るぞ。
※
ライター歴5年目の私からすると、これまで70冊以上のライティングをされてきた江藤ちふみさんは、本当に大先輩で。いま、特にTSUTAYAで売れに売れているこの本も、ちふみさんが企画・構成されて世に生まれた本。
本当なら講師をお願いしたいぐらいのスキルをお持ちなのに、いつも同じ目線で貪欲に学ぼうとしてくださるのが、とてもありがたくて尊敬していて本当に大好きです。
(昨日、たなゆきさんには「いつまでそっち側なの」と言われていたけれど(*´ω`))
ちふみさん、また本塾、一緒にやりましょうー!
いただいたサポートは、新刊の書籍購入費や「仕事ではないけれど取材したい記事づくり」の費用にあてさせてもらっています。文章でお金をいただく重み、しみじみ感じています。