からだ、医者、つきあい方を考え直す。『究極の疲れないカラダ』(仲野広倫)【読書メモ】_06
『世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ』(著:仲野広倫/ アチーブメント出版)読了。
欲しい情報とは、方向性がだいぶ違ったけれども面白かった。先日、久しぶりに数日動けなくなるレベルのぎっくり腰をやってしまったのですが、
腰痛持ちの人が朝起きて30分以内に前屈のストレッチをするのは腰を壊しているようなもの
もう、まさしくこれでした。本当にごめんなさい、私の腰よ。
アメリカだとカイロプラクティックは、医師と同等レベル(それ以上?)の専門知識が必要な国家資格。日本にもあればいいのにな。
タイトルにある「疲れないカラダ」になる方法はとてもシンプルで、日常生活に取り入れやすそうなのですが、それ以上に考えさせられたのが、医師・病院との向き合い方について。ぐさっと刺さったのが、
狂気とは同じことを繰り返し行い、違う結果を期待することである。
そういえば、奥歯の根管治療、2週間に一回、半年治療に通っていたけれど、歯科医院変えたとたんに、症状が良くなりだした。
もうひとつ。飲み食いしたものの大半を戻す症状etc.で、月に一度、9カ月間通院していたけれど、自分で調べて「あれ? こっちの病気じゃないか?」と別の専門病院に紹介状書いてもらったら、緊急入院が必要なレベルにまで悪化してしまっていた。
(要約)通院しているのに症状が改善しないのは、次の二つの理由のどちらか。「診断を間違えている」か「治療法を間違えている」
何かの刷り込みのように「病院に行ってるから大丈夫」って思ってきたかも。それだけじゃダメなのかも。
「病名を決めるのは患者ではない。下手にネットで調べて『私の病気はこれだと思うのですが』と聞いてくるのを医師は嫌う。
と、昔、新聞で医者のことばを見たような記憶がありますが、私の場合、「専門病院に紹介状を書いてください」と自分から言い出さなかったら、いったいあと何カ月間病気で苦しんでいたのか分からないわけで。
ずっと病院に通っているのに、症状が変わらない/悪化するなら、自分でもちゃんと調べて、もっと主体的にからだに向き合う必要があるのかな、と考える今日この頃。
信頼できる医師に出会えたら一番いいのかもしれないけれど。
タイトルと本文が乖離しているような気がするけれど面白かった! ★4つ!
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