新人ちゃんたち、どうかいつまでもキラキラしていてほしい。『若手を動かせ』(中村トメ吉)【読書メモ】_05
『若手を動かせ』(著:中村トメ吉、取材構成:佐藤友美 編集:綿谷翔/枻出版)読了。
いま、人事マネジメントの対象として最も関心あるのが「若手」と「40代以上」。この「若手」に関して、完璧な答えを示してもらった気がする。
新人ちゃんたちは、この季節みんな目がキラキラしているのに、あっという間に疲れて目がよどむのが当たり前の世の中とか、やっぱり変だと思うのです。
もし、若手にやる気が足りなく、元気なく見えるのだとしたら、それは、私たち30代以上の世代が、若手を正しく理解できていないから
数々の「日本一」記録を塗り替え、社会現象を起こす若手美容集団、
「OCEAN TOKYO(オーシャン トーキョー)」代表、初の著書。
「最速で若手を育てるプロ」が伝授する
若手社員のモチベーションの育て方と、
気持ちよく人を動かすための21の鉄則。
トメ吉さんがすっばらしいのはもちろんだけれど、企画も構成も文章も本当すっばらしくて、ぞくぞくして、ちくしょー!となった。
本の中には、いくつも
「若手は2か月自由に泳がせる」とか
「若手に『売り上げを上げなさい』と言ったことはありません」とか
「辞めてもいいと宣言する」とか、
いくつも「えっ!?」と思う言葉がたくさんあるけれど、その一つひとつにすごく丁寧に答えてくれている。
本づくりの世界に、なんとかしがみつきながら身を置く人間として、こんなすっばらしい本を世に出してくれるなんて、うれしくて、悔しくて、むき—っとなって、しびれまくりの★5つ
この春、新入社員を部下に持つ人に全力で100回ぐらいおすすめするけれど、爆発的に成長したスタートアップ企業の人材育成ノウハウ・経営マネジメントとして、毎週通っているトーマツイノベーションのモーニングピッチの経営者たちにも教えてあげたい。
『若手を動かせ』(著:中村トメ吉、取材構成:佐藤友美 編集:綿谷翔/枻出版)
https://goo.gl/o3XVrG
ところで。
美容業界で「最初に教えるキモの仕事」がシャンプーだとして、ライター業にとってのシャンプーって何だろう。読後から1週間ずっと考えているけれど、まだ答えが出ない。
いただいたサポートは、新刊の書籍購入費や「仕事ではないけれど取材したい記事づくり」の費用にあてさせてもらっています。文章でお金をいただく重み、しみじみ感じています。