生活の見直し

先月から会社の休業日が増え、残業や休日出勤が原則禁止となっている。

この間12月分の給料が振り込まれたのだが、一年と数か月ぶりに残業と休日出勤を全くしていない給料となった。

残念ながら現状の自分の生活でかかる固定費をざっくり計算して引くと食費としても不十分なくらいの金額しか残らないという事実を認識してしまった。

一般社会人であれば、このコロナ禍においては尚更慎重に、自分の収入を勘定してライフスタイルを考え出費を抑えたりいろいろな計画を先延ばしにしたりするのであろうが、愚かな私はいっぱい時間外労働できていた時の気分で日々を過ごし、意思決定をしていたのである。

引っ越したり、最低月1で、多いときは月2くらいのペースで何らかの風俗店に通い、コンビニ弁当を食べ、ヱビスビールを買っていた。

そもそもの生活がほぼ毎月収支マイナスであり、ボーナスで何とかそれを取り返していた。

ところが来期はそのボーナスも出ない可能性がある。

どこかコロナの不景気とか他人事のようにとらえていたところがあったのだが、実際にうそのような給料を見て、一気に自分もその当事者の気分になった。

もちろんそれどころでない位もっと大変な方は大勢いるだろうが、少なくとも自分にとっては本気で出費を抑えないと生活がやばいと思うには今回の給料を見るだけで充分だった。

いずれこのような状態になると見越せていたら少なくとも引っ越しはしていなかったと思うが、一応自分の中での要件は満たして引っ越しを決断したので、まあ引っ越してしまったものはしょうがないと思うことにする。

風俗もマッチングアプリも外食もコンビニ弁当も買い物も、とにかくあらゆる生活に必須でない項目(自分の中で)は切り捨てて生活してみようと思う。

とはいえ切り詰めすぎて不健康にならないように食事の内容も考え、適度に気分転換も入れる。

質実剛健な生活みたいなものに憧れていたけど、自分の中の欲望に負けて何度となくいつの間にか煩悩にまみれた生活に戻っていたが、この度はほんとに人生最大の危機くらいの危機感を感じているのでちょっと今までとは違うモチベーションで臨めそうである。

28歳の素人童貞がどうとか書いたけどとりあえず忘れて生活します。

生きるための生活をします。

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