#089 ブダペストにも住みたくなった話(東欧3カ国旅行記その9)
こんにちは、マルタのタマルです。東欧旅行記も最終回!というわけではりきって書いていきます。前回のブログの、午後の旅程からスタート。
Szent István Bazilika(聖イシュトヴァーン大聖堂)
初日にクリスマスマーケットでプロジェクションマッピングをしていた大聖堂である聖イシュトヴァーン大聖堂へやってきました!
1851年に着工された教会ですが、完成にはなんと54年の年月を費やしたそうです。遅れてしまった理由は、1868年に完成したドームが倒壊したことが原因だそうで…そら大変や。
それにしても豪華。ブダペストの観光地は、どこを見ても壮麗で豪華できれいです。細かい細工まできっちり残っている(のか修復したのか…)。
大聖堂の名前は、初代国王の名前からとられていて、大聖堂内に彼の右手が礼拝堂に聖遺物として扱われ安置されています。
さて、この大聖堂はエレベーターか階段で塔に登ることが出来ます。もちろんエレベーターを選んだ私ですが、上に登れる人数が限られていてとにかく大行列!暇だったのでスマホをいじりながら待っていたら……、突然、いきものがかりの「ブルーバード」が鳴り響きました。もちろん日本語で。
え!?と思ったら、西洋系と思しき風貌の女性がスマホをおもむろに取り出し、電話を始めました。そこで、ふと思い出します。そういえば、ブルーバードって『NARUTO』の主題歌で、世界的に有名だったんだった!と。
まさかブダペストの大聖堂でいきものがかりを聴くことになるとは思わず、笑ってしまったのでした。
さてさて、ようやくエレベーターの順番が回ってきました。
この建物は国会議事堂と並んでブダペストでは一番高い建造物だそうで、狭いながらも街を一望することが出来ました。
大聖堂には、気になる看板も。
せっかくの機会!と思って、申し込んで帰りました。やったー!というわけで、夜の予定が確定。わくわく。
Magyar Állami Operaház(ハンガリー国立歌劇場)
続いて、ハンガリー国立歌劇場にやってきました!こちらのツアーは、「国会議事堂にいけないなら…」と申し込んていたものだったのですが、結果的にはどちらも行けることになりました(笑)
こちらも例によって1800年代後半に建設されていて、ネオルネサンス様式(今初めて聞きました)。ヨーロッパ有数といわれる上質な音響!とのことで、実際に聴いてみたいね~。
内部ツアーだけでも最高によかったんですけど、驚きだったのは、ツアーの終わりになんと5分ぐらいオペラの演奏があったこと!
……素人撮影で恐縮ですが一部を動画に収めていたのでぺたり。
今まで劇場のツアーは何回か行ったことがありますが、演目つきだったのは初めてで感激!太っ腹じゃない?
調べてみると、チケット自体も日本や他のヨーロッパに比べて安く設定されているんだそうです。今度は絶対なにか見に来よう。
Gellért Gyógyfürdő és Uszoda(ゲッレールド温泉)
オペラコンサートに行く前に、もうひとっ風呂!ということで、今日は別の温泉にやってきました。でも、正直ルダシュ温泉のほうがよかったかな?まあかなり雑多な感じだったので、おもしろくはありましたが、人が多くてすし詰め状態だった(笑)
でも、さむ~い外から40℃のお風呂に入れるのは本当に極楽。今後また海外に住むとして、大金持ちになってバスタブ付きの部屋に住みたいわあと思うわけです…。
再び大聖堂へ(ガラ・コンサート)
温泉の後は(※わたしはここでパラオをなくしました)、お昼にゲットしたコンサートチケットを手に大聖堂へ戻ります。
ポスターの通り、コーラスあり、トランペットあり、オルガンありと盛りだくさん!すごく楽しめました。(動画は、ほぼ見えないけれどコンサートの様子)
盛りだくさんの一日がまたしても最高の形で締めくくられたのでした。ブダペスト、いいね!
Hősök tere(英雄広場)
翌朝。13時には空港についていなきゃいけなかったので、お風呂に入る感じでもなく、うーん、どうしようかな、と思って出かけた場所でした。
1896年にハンガリー建国1000年を記念して建設されたブダペスト最大の広場だそうで、いや、本当に広かったです。中央の塔を囲む様にハンガリー人の起源となるマジャール人7部族の長の像が建っていて(これ、昨日も出てきたね!漁夫の砦もこれを示していたという話だった)、塔の上にはガブリエル像が。左右には広場の名の通りハンガリーで有名な14の英雄たちが立っている。
国会議事堂では撮影禁止エリアがあって(ドームホール)、ここにも英雄たちがぐるりと飾られていた、ことを思い出しました。重複している人もいるのかな?
ものすごく詳しい説明がここにある
広場の左右には美術館がありました。
時間があったら見たのに~!くぅ~!と思いながら、泣く泣く素通りです。
ヴァイダフニャディ城付近
広場を奥に進むと、スケートリンクがありました。
更に進むと、Vajdahunyad vára(ヴァイダフニャディ城)が。
お城とは呼ばれているものの、その実は農業博物館なんだとか。例によって中を見ることは出来なかったけれど、こちらもおもしろそうです。
このあたりでタイムアップ!!一路空港へ向かい、マルタへと戻ったのでした~。
ちなみに、触れていなかったけどブダペストでは「BudapestGO」というアプリがあって、地下鉄もトラムもバスも全部これで乗ることができます。便利!バスやトラムはQRを読んでイラストを表示させるという方法なんだけど、このイラストもなんともかわいくて素敵でした。
総論:東欧はいいぞ
10日間を通して、本当にどの都市も美しく、また人も優しくて大感激でした。中でもブダペストはどの建物をとってもきれいだし、温泉も美術館も行ききれてないし(なにせ一番有名であろうセーチェーニ温泉に行ってないからね!)…で、ザルツブルグと同じく住みたい街に突然ランクインしました!!いつかまた訪れたいし、ブダペスト以外も見てみたいな。
と、いうわけで
1年前の(笑)東欧旅について書いてみました。まだ書いていない旅行記がたくさんあるので、よければまたお付き合いくださいませ。
それではまた別の記事で :)