#088 ブダペストの国会議事堂はマストだった話(東欧3カ国旅行記その8)
こんにちは。マルタのタマルです。長かった東欧旅行記も残すところ2回となりました。もしよろしければお付き合いください~。
Országház(国会議事堂)
一人旅の前、私はほとんど何かを予約したりすることはないのですが、後悔していたことがありました。それは、「ブダペストに行ったら絶対に国会議事堂に行った方がいい」という情報をこの旅の途中で知ったことです。
その情報を知ったのはおそらくザルツブルグ→ウィーンに移動するあたりのことで、もちろん既に予約はいっぱい!どのサイトを見ても満席で、今回は諦めざるを得ないか…と考えていました。
が。諦められず(笑)毎日公式サイトを見ていたところ、ウィーンからブラチスラヴァに移動する際に、なんと朝8:15~のオーディオガイドの回が1席だけ空いているではありませんか…!!!
急いでチケットをゲットして、1/2に行けることになりました。やった~!
↑チケットはこちらの公式サイトから!
実際にガイドさんがついてまわるコースもあるようですが、結果的にはオーディオガイドで大正解でした。なぜって、日本語がありますからね!
ブログなどを見ると、「印刷してこないとNGだと言われた」などあり、当然印刷手段などなかった私は止められたらどうしよ…などと焦っていましたが結果的には何も言われず普通に入れました。いつだって綱渡り。
いやー行かないと後悔するところでした。チケットとれてよかったな~。本当にすばらしかったです!豪奢な国会議事堂、1800年代後半にコンペによって選ばれたハンガリー人の彫刻家・シュタインドル・イムレの設計によって建設されたもの。建築資材はすべてハンガリーのものを使用していて(そういう決まりだったみたい)、内部もハンガリーの画家や職人たちの手によって飾られているそうです。素敵な公共事業!
国会議事堂に限らず、ブダペストはこの1800年代後半に建てられた建物が多く、だからかどこを見ても新しくきれいな印象を受けました(※100年以上前の建物が”新しい”のかはさておき)。
時間にしてたった45分程度のツアーでしたが、大満足でした!!皆様におかれましてはぜひ早めの予約をおすすめします!!!
Cipők a Duna-parton(ドナウ川遊歩道の靴)
第二次世界大戦中にドナウ川のほとりで銃殺されたユダヤ人を追悼するモニュメントを見ました。
サーラシ・フェレンツのファシズム政権により、7万人とも8万人ともいわれるユダヤ人がオーストリアの収容所まで行進させられ、さらに2万人がこのドナウ川沿いで射殺されたそうです。「歴史」の話だけれど、まだ100年も経たない「事実」なんですよね。1日前にシナゴーグに行ったこともあって、胸をしめつけられる思いでした。
Széchenyi Lánchíd(セーチェーニ鎖橋)
ドナウ川にかかりペスト地区とブダ地区を結ぶセーチェニ鎖橋をわたりました。昨日は電車やバスでわたっていたのでこの日は徒歩で。
橋が完成したのは1849年のことらしいですが、第二次世界大戦で破壊され、開通100周年にあたる1949に再度再建・開通式が行われたそうです。鋼材の55%が再利用されたというのだから驚きだ。現在は世界遺産にも登録されているらしい。というか、世界遺産、多いな。
Budavári Nagyboldogasszony-templom(マーチャーシュ聖堂)
さて、前日にいけなかったマーチャーシュ聖堂にやってきました。
13世紀のハンガリー王が建設したゴシック様式のこの聖堂を、マーチャーシュ1世が1400年代なかばに増築を命じたため、今日でもこの名で知られているのだそう。ほぼ歴代のハンガリー王はここで戴冠したのだとか。
……?あれ?ブラチスラヴァの聖マルティン教会でもそんな説明なかった?どっちが正しいんだ?
ともあれ、豪奢な聖堂であることは間違いない。足を踏み入れた瞬間、わあ!と声をあげてしまいました。
ただ、このようなきれいな姿になったのはごく最近のことらしく、オスマン帝国の支配下にあったときはフレスコ画が白く塗りつぶされてしまっていたそうです。19世紀末にようやく壮麗さを取り戻したらしいけど、任された建築家が独自要素を加えたことで当時は波紋を呼んだとか……!
夜もいいけど、ステンドグラスが本当にきれいだったので、昼にきてよかったかも~!とまた幸運を感じました。楽天家でよかった。
Fisherman's Bastion(漁夫の砦)
聖堂の真横にある砦。7つの尖塔は、遊牧民マジャールのテントを表し、7つあるのはマジャールが7つの部族に分かれていたから、だとか。
2階部分はなんか有料みたいで入れなかったんですが、前日は入れたんですよね~!なんでだろう?もしかしてお金払い忘れたのかな。一説によると冬の間は無料で入れるみたいな情報もあったのですが、よくわかりません。この日は(前日登っていたのもあって)登らずにおりました。
Nagycsarnok(ブダペスト中央市場)
お昼ごはんを食べに、中央市場にやってきました!
屋内型のマーケットなのですが、とにかくもう外側から広さを感じますw
中に入ってみると…いや、やっぱり広い!
お昼時は混むときいていたけど、本当に混んでた~!11:30前にいったのにすごい人です。まだ開店前のお店があったんだけど、そこの料理が一番おいしそうだったのでちょっと待っていたら、中のおじさんが「え、食べたいの?んじゃ開けるわ」みたいな感じでちょっとはやめにあけてくれました。
ごはんを食べたあとはマーケットをうろちょろ…。
その土地のマーケットに行くのは楽しい。クイズ知識も活きた知識になりますね。笑
と、いうわけで
記事を書いていたら、結構な文量になってきたんですがなんとまだこれ午前中の旅程(笑)朝が早かったので(8:15からツアーだった)盛りだくさんになってしまいました。このあと、まだ3箇所も回っています…w
長くなってしまうので、ブダペスト2日目の午後と最終日の様子は次の記事で書きたいと思います!それではまた~。