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おみくじの吉凶について(新年記事①)

こんにちは、玉置夕です。

新年明けましておめでとう記事を書いて10日間、見事に寝正月しておりました。いやあ、合法休みって素晴らしい!……違法休みなんてしたことないけど。
さて、不届き者の玉置はまだ初詣を済ませていませんが、おみくじを引いてきて「これはどういう意味ぞ?」「大吉と凶ってそういえばどう違うんだろう?」と気になっている人もいるのではないでしょうか?

あ、そこまで気にならない?ごめんごめん、じゃあ占い師玉置のうんちくと頭の整理に付き合ってくれな。

お察しかと思いますが、タロット解説書やタロット解説記事に比べてだいぶ口調が砕けています。どっちも玉置ですよ!

おみくじの吉凶について

一般的に、おみくじの吉凶の順は「大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶」と言われています。
古い神社ですと、さらに「小凶・末凶・大凶」、「平」、「吉凶混合」などあまり聞かない運勢の区分が出てくることもあります。

でも、大吉ってなんぞや?なんかいいのは分かるけども。というのが正直なところではないでしょうか。玉置もそんな認識でした。ここまで真面目に占いやってなければ似たような認識だと思います。玉置なりにはなりますが、各順位を解説していきますね?

 ①大吉

 まず、おみくじや占いの類における「吉」とはなんぞや?という説明から入ることになるのですが、結論から言うと「自分のやりたいことが存分にできる状況が整って、しかも周りから応援される状況」だと思っています。
 人生、何をやるにしても「お金」「元気」「周囲の人のサポート」が不可欠になってきます。これらが潤沢に揃って初めて自分の「やりたいこと」を成すことができます。
 よく大河ドラマなどで「天の時(お金や体力の充実)、地の利(物事を達成するための環境の利便性)、人の和(周りの人のサポートや良好な人間関係、精神のよりどころ)」が揃ってこそ戦に勝ったり大きなことができたりする、とインテリ軍師が解説している時がありますが、大吉はまさしくこういう時を指します。
「吉」よりも程度が高いのは、色々な偶然が作用して「お金」「元気」「周囲の人のサポート」が通常よりも得られやすい、ということを示している点であるといえましょう。普段よりも大きなことをしようとしても、幸運が味方してくれる状況と言えるかもしれません。周囲の状況と、自分のやりたいことの噛み合わせが最強にいい時が「大吉」です。

 ②吉

  「大吉」が「吉」のパワーアップ版ならば、「吉」の時はどう過ごしたらいいのでしょう?簡単にいうと、心のままに進んで良い時だとは思います。しかし、背伸びした行動や、「高望みかな〜」と思えてしまうようなことは、控えた方がいいかもしれません。「大吉」は「もっと上を目指しても周囲の環境も自分のやる気や体力もついてくる」時かもしれませんが、「吉」の時は「今抱けている望みが分相応で、それは問題なく叶う」という意味であると解釈しましょう。

 ⭐︎余談ですが、玉置は厳島神社で「吉」、添えられている文が「大蛇退治兆(素戔嗚尊が八岐大蛇を退治する兆しが出ている)」というものを引いたことがあります。キャラ濃いですね、この占い師。
  
この場合、自分が退治したいものがあって、環境や自分の能力、志がそれに合致していると読めます。事実、この年は就職活動が無事に決まるなど、必要不可欠と思っていたものが手に入った年でもありました。「吉」とはこういう運勢を示すようです。

 ③中吉

  さて、解釈に注意が必要になってくるのが「中吉」以降の運勢だと思います。「吉」までの運勢が比較的「文句なし」「何やっても大丈夫」「不足がない」運勢だとすれば、「中吉」以降は「天の時、地の利、人の和」のいずれかにけちがつくような状態と解釈しましょう。もしかしたら「自分のやろうとしていることが認められづらい状況/後に間違っていたと気づくような状況」も想定されます。それでも、「自分のやりたいこと」は達成できるので、「中吉」と解釈しましょう。それが自分の本当にやりたいこととは少し形が違ったり、思い描いていた達成ではないにしろ、何かを得ることはできるでしょう。

 ④小吉

  中吉と似たような解釈ですが、更に得られるもの、プラスになるものの規模が小さいものと考えましょう。基本的に「吉」は自分にとってプラスのことが増えること、「凶」は自分にとってプラスだったものが減るようなイメージと考えてください。「小吉」は中でも、商売に例えるなら「投資の割に利益は少ないけど、売り上げや利益は少しだけ上がっている」という状況と言えます。
  やりたいことはあるかもしれませんが、やり方を変えたり、頼る人を変えたり、場所を移したり……そういう工夫が必要な状況とも言えます。大体、小吉ぐらいのおみくじですと、「待ち人来る」「転居に吉」など書かれていますが、こういった「吉」と書いてある項目の行動を取ることこそが、「小さな利益」を増やす手がかりと言えるかもしれません。 枝に結んでしまうおみくじでも、書いてあったことを注意深く読んで自分の状況に当てはめてみて、ヒントとして活用してみましょう!

 ⑤末吉

  さて、注意が必要になってくるのがこの「末吉」です。「末吉」「最後には吉」「最終的にはプラスになる」ということですが、それに至る道のりまでに辛いことやプラスがマイナスになってしまう状況も経験する暗示だと言えます。
  少年漫画の道のりのように、何かを奪われてからのスタート、苦しい状況や逆境からのスタートが予想されるものの、最終的にはあなたが勝利に笑う状態が想定されます。ドMなの?と言われそうですが、玉置はこの運勢がそう嫌いじゃありません。逆境を克服することでしか得られないものもあると思います。心の強さとか。(急なメンタルマッチョ)
  メンタルマッチョをさておくと、「末吉」の時に「逃げること」「自分にとってより良い環境」を見つけてそちらに移ることを覚える、自分にとってより良い状態を「定義」できる、というのも、「末吉」の良いところかもしれません。自分や身近な人たちのことを大きく、深く学べる年になりそうです。

 ⑥平

  中々「平」というおみくじを扱っている神社も少ないですが、玉置は厳島神社で見たことがあります。38番、「妻問兆」でした。精神的な苦労が絶えず、何事も慎むべき時に出るものです。解釈が難しいですが、プラマイゼロの時と理解しています。マイナスにならないだけ良いですが、この場合は「精神的に苦労が絶えないために物事をプラスに転じることができない」また、「小吉や末吉の時と違って、環境やリソース面での問題を改善する手立てが今ひとつ見当たらない」ジタバタしても状況が改善しない時であると言えるでしょう。
  何か成し遂げたいことがあるのに成果が上がらない時に「平」以下の運勢が出ることが多い印象です。歯痒いですが、心身を休めて環境(天の時、地の利、人の和)が自分に有利になる時を待った方が良いでしょう。

 ⑦凶(小凶、他)

  さて、問題の「凶」シリーズです。ここまで読んで下さった方なら分かると思いますが、「凶」とはマイナスに転じることです。しかも、「自分が欲しいと思っているものが手に入らなかったり」、「自分は何も悪くないのに周囲の環境や健康状態のせいで願望が叶わなかったり」、或いは極端なケースだと「悪いことをしようとしている人が咎められる」場合に引きやすいものです。
  
何がいけないのでしょうか?自分が欲しているものそれ自体?周囲の無理解?お金や健康などの生命線が足りていない?「凶」の時はこのような理由から、自分のしたいことが阻まれる時だと言えるでしょう。「ここからは上がるだけ」とも言いますが、損を減らすための手立ては例えば「安心して勉学せよ」などの項目でもあり得ます。
  「小吉」などと違うのは、それでもいかにしてマイナスを小さく抑えるか、という観点での結果になることです。甘んじてこういう状況を受け入れざるを得ないこともあります――明けない夜がないと信じましょう。しぶとく、逃げながらでも己の身を守りましょう。それが再起の旗印になります。
  「大凶」
の時は、ちょっともうどう足掻いても難しいかもしれませんが、こういう時は「手放す」ことも人生を歩んでいく上で有用な手段であると考えましょう。去っていったものの代わりに、新しいものが舞い込んでくるのが人生です。但し、こういう時に来るものは選別しましょう。大丈夫。大切なものを剥ぎ取られた後のあなたならば、「何が必要で、何があなたにとってプラスで、逆にどういったものがマイナスを運んでくるのか」を判断する材料は苦い経験と痛みから得ているはずです。

 ⑧番外編:吉凶混合 など

  吉凶混合については、「マイナスもあればプラスもある」、けれど「収支がプラスかマイナスかについては本人の価値観に委ねられる」ケースが考えられます。例えば、恋人を得たが学業が疎かになってしまった、或いはその逆。でも、恋愛や人間関係でしか学べないことを学べたならば、それでいいのでは?一方で、勉強を通じて得られるものが減ってしまったのは、将来的にプラスなのか?それを判断しかねるために、「吉凶混合」という暗示を出す神社もあるかと思います。結構、考えさせられますね。

  長々お付き合いいただきましたが、以上です!質問などもTwitterやコメント欄で受け付けていますよ〜

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  以上、お相手は玉置でした〜!まったね〜🎶

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玉置夕&白山殿
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