自由の自給率
誰もが自由を求める。
しかし、自由を手にしたら、その責任は必ず負わねばならぬ。
今回は大輪の芍薬を使った、こどもみらい塾のフラワークラス。
「しゅんちゃん、今日はこれから外ご飯だって言ったでしょ!」と、3歳上の姉に叱責される小学1年生の男の子。
先生もね、持ち運びを考えて、「もうちょっと短くしたら?」とアドバイスするも「自由にさせて!」と却下される。
この作品を見たら、パパが持ってくれるよ、きっと。
それだけの説得力あるもん。心が自由を求めているって。
想像を超えないと創造にならないから、自由を獲得したい。
年を重ねれば、自由を得ることの責任をつい計算してしまうけれど。
この時期しかない芍薬を手にして、あと何回この花を生けられるのか…
なんて考えていた。
その横で、自分の顔が隠れてしまうほど大輪の芍薬を手にした小学1年生の女の子は、初めて手にするこの花をどう扱っていいのか戸惑っていた。