幸福自給率を上げる
花の効能は、当然ながら飾って癒されるのみではありません。ハーブは治療薬として使われてきた歴史もあり、人は植物無くしては生きられません。
私事ですが、ここ数日、根無草のように放浪中でございます。林芙美子さんではありませんが、私もどこかボヘミアン気質がある様に思うんですよね。拠点を持たずにフラフラするのが性に合っている様な。。
何とした事でしょう!私のワーキングスペースはリビングのリフォームの為に荷物置き場と化してしまいました。
この度、環境って本当に大切だと痛感しました。もう、全くやる気なしです(笑)!レッスンはおろか、何の予定も入れるのをやめました。
そんなわけで、ボヘミアンな日々をエンジョイしております。
昨日は母のご機嫌伺いに、いざ鎌倉へ。NHK大河「鎌倉殿」の影響は何も感じられず、ひっそりとしていました。
のんびりするのが性に合わないのか、結局私はキッチンに立ち、オンライン授業で家にいた姪っ子と母とランチを食べて、夕飯のおかずをこしらえたりして過ごしました。
家族と過ごしている時間は、最も人間らしいと思うのです。喜怒哀楽がむき出しになると言う感じでしょうか。それはとても素敵で、大事なことだと思います。
で、今日は、私が信頼を寄せいているアロマセラピストの所でアロママッサージを受けてきました。
彼女の施術はアーティスティックで、クリエイティブにとんでいます。私の花に対する思いと同じものを感じて、心から信頼できる方なのです。
慈愛に満ちて、人を癒す事しか興味がない様な人ですが、そんな彼女が、ご高齢のお母様に対して、「怒りが湧き上がってボールペンを投げてしまったの」と、語った。
本来なら、自分のイメージダウンに繋がるエピソードなんて顧客に語らないじゃないですか。もちろん、聞いた私もびっくりですけれども。「夫がキレる気持ちがわかった」と笑いながら語る着地点を心得ています。(ご夫婦仲はとても良いです)。
そして、どんな感情もため込まない方が良いし、出してしまったらそれを浄化することの方が大事なのだと言っていました。
投げたボールペンを二つ折りにしてしまったくらい、怒りの感情が強かったそうです。でも最後はラベンダーの香りを二人で吸い込んで、チャラにしたってところが、いかにもアロマセラピストだなあって感心しました。
でもね、きっかけは何だっていいんだと思うんです。私だったら、野に咲く花を摘んでブーケにして「ごめんね」って言ったかもしれない。
身近な人にこそ、ちゃんと思いを伝えた方が良い。それには、まずは自分が整っていることが大事。
人のお世話をなさっている方々は、自分を満たす自給率が高い方々なのです。
大切に育てている植物がいつのもの場所に落ち着いて、私の心も落ち着いて、楽しく仕事できることがどんなに幸せだったかを思い起こす良い機会に恵まれました。
そして私の放浪記は続く・・・?