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イギリスで大人気の日本語能力試験。試験を受ける理由は何?

もうすぐ日本語能力試験(英語名はJapanese Language Proficiency Test, 略称JLPT )ですね。日本語教育に縁のないかたは聞いたことがない試験だと思いますが、これが唯一世界で同時に受けられる公式の日本語能力を証明する試験なんです。

毎年7月と12月の第一日曜日に実施されています。N5からN1まで5段階のレベルです。試験はすべて選択マークシート方式。面接や記述はありません。

私が教えているイギリスの大学では昨年からJLPTの試験会場になりました。イギリスでは4つめの会場です。

去年完成したこの真新しいビルが今年の会場です

中国をはじめとするアジアの国々では就労や留学希望者が多く、以前からも受験者が多かったですが、ヨーロッパでも増え続けています。

私の経験をいえば、私がイギリスで教え始めた17年前は誰もJLPTのことは知りませんでした。でも国際交流基金の広報のお陰で毎年うなぎのぼりに増えています。こちらの受験者の受験理由はアジアとはちょっと違うようです。

それは、私が受け付けた人たちを見た感想ですが、自学自習や個人教授をうけている人がとても多いことです。オンラインで日本語を教える方も増えましたが、それも大きく貢献しているんでしょう。

この方たちの多くは趣味で勉強している人たちだと思います。なので、受験理由は自分の能力を確かめたいとか、能力試験が勉強の目標となっているんでしょう。すごいチャレンジですね。ぜひ応援してあげたいです。


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たまき🇬🇧🇯🇵日本語教師
日本語学習の需要は高くて広範囲にわたり、学習者の背景もどんどん多様化しています。そんな「教育方法は一つじゃない」状況で様々な教育者の経験が他の教育者の明日の授業に役立つのではないでしょうか。私もこの場で経験を共有し貢献できたら幸いです。コーヒー一杯の励ましをお願いします🙇‍♀️