私は、やっぱり我儘。
見つけた気がした。
ずっと何か違うけど、何が違うのかもしくは違わないのか分からないから、どうしようもなかった。
私は自立している人と一緒にいたいんだ。
自立と言っても、別にひとりで生きていけるような、私がいなくてもいいような人ではなくて、「ひとりでも生きられるけどふたりで生きてみない?」ってお互いがそうあるようなそんな。
過干渉でもなく、全てを譲られるわけでもなく、搾取なんてものもなくて、『別になんの縛りもないけど私はここにいたいから』って、そういう風に一緒にいることを選択したかった。
恋人ごっこじゃない。恋人でもない。友人には似ている。でも友人がしないようなことをするし言う。じゃあこの形はなになのか、分からない。私は彼に、何を求めているんだろう。ただ都合良く使っているのかな。そう思うと、腹立たしいし申し訳なくなる。図星なのだろう。
今は、私も彼も固執して、変われなくて、依存しやすくて、決めつけやすい人間。
それは、続かない。無くしてしまうのは嫌だ。多分。これもわからない。
前にも無くしたくなくて、大切で、どうしようもない人がいたけれど、なくなった後もこうして生きているし、また新しい出会いをしている。そんな自分に信用がなく、気持ちも悪い。
同じことを繰り返したくない。だから、うまくいく形を模索したい。
まだこれは私だけの考えで、ふたりの考えではない。間違っているのかもしれない。惰性で、泥沼のような形でも、疑問が残ったままでも、そのままの方がいいのかもしれない。
正解はないけれど、それこそが正解なのかもしれない。誰にもわからないから、なおさら私には分からない。