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重症化してしまった子どもの虫垂炎①

9月下旬に入院した娘のはなし。
子どもの虫垂炎の合併症、本当に大変だった。
早く気づくことが一番大切!
虫垂炎は、いきなり右下腹部の痛みからスタートするわけじゃないことを私は知らなかったので、頭の片隅に置いてもらえれば。


三連休最後の日9/23の朝から娘が腹痛を訴えていました。とはいえ、元気そうにお喋りもしていたので、近所のおばあちゃんちに家族で行っていました。
ところが、昼ごはん食べてからみぞおちがかなり痛くなり、ムカムカしてきたと。前日に食べたチキンステーキ、もしくはジャーに置きっぱだった米飯にあたったと思っていました。

ムカムカするし、吐いたらスッキリするよと言ってて、やっと18:00ごろから吐けて。
が、立て続けに10回くらい吐いて、だんだんグッタリしてきた感じ。ちょっとヤバいかも、と夜間の救急につれてあったのが20:30くらいかな。

問診をしてくださり、食べたものや家族で同じ症状がでてないかを確認。お腹のいたい箇所を確認してもらい診療終了。吐き気止めの頓服、痛み止めのカロナール、ビオフェルミンをもらって帰宅。
抗生剤まではいらないだろうとのこと。

帰宅後に吐き気どめなど一式を飲む。
その日はそのまま就寝。
9/24  朝からまだムカムカが治らない、微熱でてきた、まだみぞおちもいたい、状態。お昼ごはんにうどんを3口ほど食べ、寝ていたら午後になって下腹部が痛くなって高熱がでてきました。

ちょっとヤバくなってきた?と焦ってきて、久々にかかりつけの小児科にいくことにしました。(といってもここ数年ぶり)
予約が取れたの30番目くらいで、かなり遅い時間だった。
おかゆを少したべて受診。お腹の痛みも波があるようでした。

病院に入る前に、以前noteでみた虫垂炎の投稿をふと思い出し、娘に症状を伝えると『私も一緒やん』と。
もしかして、食中毒じゃなく虫垂炎なのかもとよぎりました。

20:00前にやっと呼ばれ、痛いはずなのに病院の先生の前ではスンとしてる娘。全然平気感だしてました。

喉をみて、腹部を触診。お腹の音をきいて、足のむくみをみて、『ウィルス性胃腸炎で腸がうごきにくくなってますので、やっつける抗生剤お渡しします。まだ今週いっぱいは痛みや食欲不振が続きます。熱がつづくようなら、明後日の朝に受診してください。』と先生。
『盲腸じゃないですかね?』ってきいたら
『違いますね』とハッキリ明言。『裂けてたらわからないですけど、盲腸じゃないですね』


この9/24夜診のあとに、抗生剤とカロナールを飲んだけど、痛みがさらに強くなり熱もあがり、息絶え絶えみたいになってきて。夜中に目を覚ましたら、隣で浅い呼吸になっていた娘。
夜診行ったばかりだったし様子見するかを迷ったけど、この呼吸やばいかもと思い9/25の明け方4:30に再び救急へ。

腹部エコーしてもらったら、腸に下痢みたいなものが溜まって、腸がむくんでいる状態。虫垂が裂けてしまっているように見えるとのことで、血液検査。
血液検査をしたらCRPという炎症を示す数値が21で、即入院決定。さらに、造影剤いりのCT、レントゲンをとり、小児外科の先生に相談しますとのこと。
その間、お腹の痛みの波に襲われながら、泣き言一つ言わず耐える娘。

結果。


虫垂炎だった。しかも破れて汎発性腹膜炎の疑いありで、イレウスにもなってた。

9:00くらいに緊急入院し、治療方針がきまったのが10:00
緊急手術で、裂けてしまってる虫垂炎のところを切除、膿が広がったお腹の中をあらう 、ほかの臓器に炎症がとんでないかをみてもらうことになりました。

緊急手術とはいえ、手術室の空きがなく、結局手術室にむかったのは16:15。それまでは、抗生剤の点滴での治療。

長かったー。実に。
途中で胆汁を嘔吐したときは本当に可哀想で。もうお腹のなかがパンパンになってたんでしょうね。下からでないので、吐くしか無かったのかな。
とはいえ、病院でみてもらうことの有り難さをひしひしと感じました。家で見ていたらどうなってたんだろ。

つづく



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