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重低音で吐き気
最近のスピーカーはより高性能になっているのだろうか?むかし、私は音楽が好きで大音量で聴いていた。当時も低音のすばらしさを歌った商品はあったが、その違いが私にはよくわからなかった。
それから年月がたち、マフラーを改造しているのか大音量を出しながら走行しているバイクや車、F1を見に行った際の車の音に不快感を感じている自分に気づく。
私と同じ方、いませんか?ものすごく気分が悪くなるのです。軽い船酔い的な感じというのでしょうか。
そして、音楽。夫は大音量で聞くのが大好きなのですが、ある一定の音量を超えると同じように不快感を感じるようになり、その私の限界値は夫にとってはつまらないと感じるため、それがもとで口論になることがよくある。
とくに逃げ場のない車内は最悪。気分が悪くなる上に、(私にとっては)騒音の中で夫は会話をしようとするので、夫が何を言っているのか私には全く聞こえない。そこで、あまりにも頻繁に『えっ!?』と聞き返すものだから、それでまた口論が勃発する。
最近では、家でこんなことがあった。
新しくリビングに設置したスピーカーを試すべく、大音量で夫のお気に入りのXJapanの曲を流しだす。
『うるさい!気分が悪い!』と、私は耳を塞ぎながらベットルームに逃げ込みドアをしめる。
するとどうだろうか、ドアが音に合わせてビリビリと振動するではないか。
『これか!』話にはよく聞くが、『世の中にある物質はすべて、目に見えない小さな粒子である原子や素粒子でできている』というのを体験した気がした。自分の気づきの正誤は定かではないが。
そして思った。おそらく自分の体内でも同じ現象がおきているのではないかと。
ドアがビリビリと振動しているので、さすがの夫も異変に気付く。そこで、私はこのビリビリは音のせいであること。そして、恐らくだが同じことが自分の体内でもおこっているだろうことを説明。
夫自身には同じ感覚は全くないとのことではあるが、ドアの現象を通じてなんとなくだか理解はしたようである。
相変わらず大音量で聞くとは止めないが、多少の気遣いは見せてくれるようになった。
それにしても同じ人間なのに音に対する反応の違いは一体どこからくるのだろうか?