新人さんの教育は難しい(シゴトのハナシ)
社会人になって早数年。教えられる側から私も新人さんを教える立場になることも増えて来ました。
そうすると今までとは違う悩み出てくるわけで。
私が新人の頃指導してくれた先輩はそれはそれは素晴らしい先輩だったんですよ。何が素晴らしいか一言でいうと後輩を育てようという気持ちがすごく伝わって来たんです。
例えば悩んでると向こうから話しかけて来てくれたり。率先して上司と私の間に入って助けてくれたり。ただ私に与えられた業務はちゃんと任せてくれて、こうしたいって意見にも耳を傾けてくれて。もっとこうしたら良くなるんじゃない?というアドバイスもくれて。私の中では理想の先輩だったんです。
後輩をが出来たらあんな風に指導したい!とずっと憧れ続けていたわけです。
じゃあいざその立場になるとどうか。
憧れと現実は全く違う。
困っていること
1.教育のために仕事を依頼することと押し付けの差がわからない
私としてはその子の経験値としてこの仕事やって欲しいなと思う業務があるわけです。でもその子は他にルーチン業務を抱えていて、それをやって貰おうとすると仕事は純増になるわけです。まあ上司にそこはやって貰うべきか否かは判断してもらえよって話かもしれないのですが、うちの上司はプレイングマネージャーということもあり部下の指導の目線があまりないなあという感じなので頼れないんです……(私が勝手に思ってるだけかもなのですが)
この場合、その子に私が仕事をやってみて欲しいな〜と思って依頼したら、「先輩自分でやってよ!」と内心思いながら嫌々仕事する感じになるのかなあとどうしても深読みしてしまいます。
嫌われる勇気がまだないというかなんというか、人の受け取り方は十人十色なのであなたのためを思って……が果たして伝わるかは微妙ですよね。
2.困ってても助けを求めてくれない
いつも「何か困ってることがあったらすぐに声かけてね」と言ってはいるのですが、その子は人に仕事を頼めない性格なのか全部1人で抱えて爆発してから事件が発覚して尻拭いすることになるんですね。
こういうことはまあ世間一般にありがちなこととは思うんですが、その子もそうなわけです。
反面教師というか、色んなビジネス記事なんかで見る「キャパ以上の仕事を引き受ける人は仕事ができない人」的な文章が脳裏に浮かんで、なるほどなあと納得するようになりました(笑)
とまあこんな感じで、要するにその子のキャパが私には掴み切れてなくて様子を伺ってるわけです。今いっぱいいっぱいなのか、そうでもないのか。もうちょっと仕事頑張りたい気持ちなのか、そうでもないのか。私から見るといっぱいいっぱいそうだけどヤバイってアラート出してくれないからわからない…というのが悩みです。
友人各位に話をしてみると、それだけ後輩ちゃんのこと考えて仕事してるなら伝わってるでしょ〜って言われるんですけど、私からしたらどうなんかな〜?多分嫌われてるな〜って思うわけです。
そう考えるとつくづく思うのが私の先輩はスーパーマンだったんだなということ。
ちなみに私の肌感覚、弊部署はあまり新人を教育するつもりがないなって思っていて。目の前の仕事に誰も彼もがいっぱいいっぱいなんですよ。
でも私としては将来見据えたら新人さんに手間暇かけて教育して、立派になってもらった方が今の数十倍楽になるだろうけどなあ……と思ってしまうわけです。
でも、悩みの中にもやはり学びはあります。
困ってることを裏返してみると
1.与えられた仕事の意味を理解して業務に当たってくれる
2.困ったら早い段階で相談してくれる
人が仕事ができる人なんじゃないかなあと気付かされた気がします。
教育って難しいですね。
色々試行錯誤しながら頑張りたいと思います。
今日はそんな、愚痴の日でした。