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好運の半分は君たちに出逢えたことで使った
もしも誰もが生まれながらに一定量の好運を持っているなら、私の好運の半分はうちの猫たち(故ニコちゃんと元気なタマちゃん)に出逢えたことで使ったと思う。
そして残りの半分のそのまた半分(全体の4分の1)はタマちゃんが長生きしてくれていること(現在16歳)で使っている気がする。
残りの4分の1は友人たちや仕事仲間に出逢えたことで使った。
友人がこれを読んだら、「え?私は 4分の1の、そのまた数百分の1?」と思うかもしれない。すまん!
でも、一緒に暮らしてくれるって凄いことだから、ずっと一緒に暮らしてくれている猫たちは特別。
猫は引っ越しが嫌いなのに、ニコちゃんもタマちゃんも4回引っ越しした。
1回前の引っ越しの後、タマちゃんはクローゼットに隠れて3日間出て来なかった。クローゼットの扉を少し開けて前にご飯とお水を置いておいた。夜中に飲み食いしてトイレに行き、またクローゼットに隠れていたようだった。
今の部屋は隠れるところがないので、タマちゃんも諦めた様子で引っ越し直後から普通に暮らしているように見えた。
引っ越しの一ヶ月後に「もう大丈夫だろう」と思って、所用で一晩家を空けた。もちろん、ご飯は自動給餌器にちゃんと用意しておいた。
翌朝、家に帰るとタマちゃんはいつも通り、玄関の鍵を開ける前から「どこ行ってたのよ!」と怒ってた。ご飯もちゃんと食べていたし、元気そうでほっとした。
でも、その後、タマちゃんが大量に戻した。滅多に戻さないので慌てて動物病院に連れて行った。獣医さんに「引っ越しは猫にはとても負担です。穏やかに暮らさせてあげてください」と言われた。
引っ越しするのは100%私の都合。猫たちはひたすら迷惑なだけ。でも、仕方なくついて来る。ついて来て、一生懸命にそこに慣れるしかない。
ごめん、ごめんよ。
暮れに今の部屋の更新通知が届いた。回答期限は3月1日。ここに越してきてもうじき2年。とても気に入っているけど、諸般の事情で引っ越そうかと思案中。
タマちゃんが生きていてくれる間は、ここで暮らした方がタマちゃんのためにはいいのだろうな。ここが終の棲家になるとタマちゃんは思っているのだろうな。タマちゃんが人間だったら、「私が引っ越しが嫌いだって知ってるでしょ!ここが終の棲家になると思ってたのに!」と怒るんだろうな。
タマちゃんが猫であること、話せないことに甘えてる。いっぱいいっぱい甘えてる。
ごめん、ごめんよ。
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