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かぼちゃが笑う日

40代
バタフライナイフが閃いて
渋谷の福袋交換会で洋服が飛び交ってた
ハロウィンでもないのに着ぐるみパジャマきた高校生がルームスリッパで歩いてた
吉祥寺の井の頭公園では週末いろんな出店が出てた(無許可)
新作のスニーカーに一晩並ぶのが自慢で
カラー携帯買うために学校サボってる同級生がいて
マルイのセールに並ぶクラスメイトに、代返しておいて!なんて言われる。
地ベタリアンなんて奴らがドアを塞いでた。
路上ライブなんてどこに行っても出会った。

その前の世代なんて、ドラマの真似して渋谷の噴水に飛び込んでたと言うじゃないか。(渋谷の噴水がどこか分からないけど)

ともかく若い時はぐっちゃぐちゃだった気がする。
そんなぐっちゃぐちゃな時代に生きてたこの世代が、
最近の若い子は何するか分からないとか言うのを聞くと、私たちが1番訳のわからない世代じゃないかと突っ込みたくなる。

今の若い子のなんて素直なことよ。

路上を塞ぐのは禁止だろう
ハロウィンで馬鹿騒ぎも禁止だろう
悪いやつもいるだろう。
確かに迷惑や事件になる温床だ。

でも、

何かを奪ってはいないか?

と、
思うこともある。

常識的なほとんど多くの若い世代が
真っ直ぐじゃなくても、多少は許される隙が社会になくなってはいないだろうかと。

今年もカボチャが笑う日が来た。

20年後に思い出したら、
ちょっと恥ずかしくて笑えるような
そんな思い出を作って欲しい。

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