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2024.06 ゴールデンカムイ展・新潟会場と佐渡島聖地巡礼

佐渡島にやって来ました。

金山や選鉱場などの史跡を見学したあと、最後は宿根木へ。

…という感じでしれっと佐渡島の旅行記を書いてきましたが、実はめちゃくちゃゴーデンカムイの聖地回ってましたといういつもの手口。
さらに、同時期に新潟で開催されていたゴールデンカムイ展へも向かいます。


▶︎佐渡島聖地巡礼

佐渡島はゴールデンカムイに登場する月島軍曹の出身地です。

月島 基(つきしま はじめ)
第七師団に所属する屈強な兵士。
鶴見中尉の右腕。

『死神の右腕』というキャッチコピーで鶴見中尉の命令に忠実に従う典型的な軍人でありながら、後に少女団に加入してダンスしたり映画を撮るために巨乳の女装をすることになる。
直近だと月島の外の人(外の人?)である俳優の工藤阿須加さんからゴールデンカムイのヒロインの称号を授かる。
何言ってんの?って感じだけど、これを全て事実とするのがゴールデンカムイと言う作品です。
佐渡島はそんな月島の切ない過去エピソードで登場します。

【参照】
コミックス:15巻収録 149話、150話
アニメ: 第3期 第27話

・夫婦岩

少し遡りますが、佐渡島に着いた1日目に訪れた七浦海岸の夫婦岩。月島の想い人である"いご草ちゃん"を回想するシーンで登場。

コミックス16巻 P162 
「私の名前を呼んでくれるのはあの子だけでしたから」
「浜辺に打ち上がる『えご草』を見るたびゾッとした」

夫婦岩の前で駆け落ちの約束をする2人。
後にいご草ちゃんは行方不明になってしまいます…。

・宿根木

小木港から車で10分弱。
小木海岸の入江にある集落、宿根木へ。

世捨て小路
「なんとも妙な名前の通りである」

宿根木は造船の拠点として栄えた町のため、建物の外壁には船板や船釘を使用していて千石船の面影が見られるのだとか。

所狭しと密集する家屋。
約1ヘクタールの土地に110棟の建造物が建てられていて、こちらの三角家も土地を最大限に利用するためにこの形になったそう。

この建物を含めた街並みは月島が子供の頃を回想するシーンの背景で登場。

コミックス16巻 P162 
「悪童」「荒くれ者」「糞ガキ」
塩の看板はアニメの方で出てくる

曇天だったこともあり、少し寂しげな宿根木の街並みでした。


・その他

現在では佐渡島の観光にもなっているたらい船(はんぎり)。岩礁の多い小木海岸で、小船より安定感があって小回りが 利くため魚介類などの漁に使用されていたそう。
月島が行方不明のいご草ちゃんを探すシーンで登場します。

佐渡島の何ヶ所かでたらい舟体験ができるようですが、宿根木に看板犬がいるたらい舟体験のショップがあったのでこちら一択。たらい船+犬=最高。

宿根木の街並みを見学して、その足で海岸へ向かったものの…

雨が降ったり止んだりで風も強かったので、この日はどこの体験ショップも営業していませんでした。

たらい船には乗れなかったけど、海を覗き込むとびっくりするくらい透明度が高くて綺麗なエメラルドグリーン。

肉眼だともっと綺麗だった

残念。

他にも宿根木の街並みが一望できる場所や、尖閣湾などの聖地があったのですが時間の関係もあって行けませんでした。佐渡島はほんと大きな島なので、1泊2日で回るのはムリだよ…。
でも聖地巡礼とか関係なく、海が綺麗で食べ物が美味しくて、そしてたくさんの歴史に溢れていて私の大好きなものしかなかったです。絶対にまた来たいと思わせる魅力がある島でした。
またトビシマカンゾウに季節に来たいな。

あといつもは徒歩と公共交通機関でどうにかしてきたけど、今回ばかりはレンタカーの必要性をひしひしと感じた。


▶︎佐渡から新潟へ

帰りのフェリーの時間なので、小木港に戻ります。

雨は止んだけどずっとこんな天気
大仏が見えた

レンタカーを返却して、小木港へ。
お昼にたい焼きしか食べてなかったので、ターミナルにあるレストランで食事をしようと思ったものの14:00閉店(ラストオーダー13:30)と言う鬼畜営業なので食事にありつけず。
仕方ないのでお土産屋さんを物色して、かろうじて開店していたイートインでソフトクリームを食べる。

もちろんおけさ柿一択
霜焼けついてるのはご愛嬌

小木港の1階にあるお土産屋さんは住民の生活用品販売も兼ねているのかお鍋や文房具なんかの日用品だったり、無印良品の商品も取り扱っていました。
地元密着スーパーも大好きだから探検したかったな…。観光地あるあるだけど、小木港周辺の飲食店や商店は16時の時点でほぼ閉店してました。
今日日曜日だよ??いつ商売するの??

フェリーの待合室にたらい舟を発見。
そうそう、これに乗りたかったの。

佐渡島といえば朱鷺
さ わ ら な い で ね 

クチバシの「さわらないでね」の注意書きを見て、今まで幾度となくブチ折られてきたことを察する。

そうして帰りのフェリーへ。

さよなら佐渡島〜
雲の切れ間から光が差し込んで神々しかった
陽が落ちて
いつの間にか夕焼けに
楽しい佐渡島旅でした

2時間半の船旅を終えて、直江津港へ。

\ ピ ッ カ ー ! ! /

17:25発20:05着というスケジュールだったので、直江津に降り立った頃には外は真っ暗。

▶︎直江津〜新潟へ

直江津港に着いて、真っ先にUFOキャッチャーを確認。行きに我々が狩り尽くしたぬいぐるみがさらに少なくなっていた。

ぬいぐるみ追加したげて
そしてアームを弱めて
ひっくり返ってるカエルがちょっと欲しい

このあと義姉の親戚のお家にまだお邪魔させていただき、山ほどお土産をいただいた上に再び美味しいご飯をいただくことに。
本当にありがとうございました。またお礼しに行きたいし、直江津も散策したい。

なんとお土産にお米を頂いた
あらい矢代産こしひかり
甘くてふっくらしててめちゃ美味しい

一息ついてから再出発。
ここで兄夫婦とは解散です。兄妹で旅行なんてしたことなかったので、3人旅できて楽しかったな。
2人はデスドライブで東京に帰り、私はというと翌日にゴールデンカムイ展に行くため電車で直江津駅から新潟へ向かいます。

まずは長岡へ。

21時台だけど乗客は私1人でちょっと寂しい
あ、カニがいたわ

JRの鈍行列車で直江津から長岡まで向かい、そこから新幹線に乗り換え。

初めて降り立った長岡
JR新幹線とき
新幹線に乗ってよろこぶカニ

約2時間の道のりを経て、新潟に到着。

この日のお宿はアパホテル&リゾート新潟駅前大通。

シングルルーム
夜の7時のおはようございまーーーす!!!!!!

せっかくスパリゾート付きのホテルにしたのに、到着したのが0時近くて大浴場は閉まってました。

この日は7月1日で私の誕生日だったんだけど、お風呂の中で誕生日を迎えてこのあと洗濯したりなんやかんやで就寝したのが2時すぎ…からの朝食ビュッフェを楽しみに6時起床。

新潟名物のへぎそば
1週目は米を食べつつ
2週目にはパンも食べる
こんがり焼けました
責任持って食べました

この焦げっ焦げのクロワッサンが原因なのかどうか分かりませんが、このあと猛烈な胃痛に見舞われてこの日1日何も食べれませんでした。
そして半月ほど胃痛を引き摺ることとなります。


▶︎ゴールデンカムイ展 新潟会場

ホテルを後にし、新潟駅からゴールデンカムイ展の会場である新津美術館へ。
新津美術館は都心部から少し離れた場所にあるので、電車を乗って移動。新津駅で下車。

掲示板にポスターを発見してテンションが上がる。

…お気付きだろうか。
降りる駅をミスったということを。

新津美術館の最寄りは古津駅という一つ先の駅だったのに、新津美術館=新津駅という謎の条件反射でうっかり降りてしまうと言う痛恨のミス。
タイミングよくタクシーが来たので、そのまま乗車して会場へ。大人になると吹っ切れたようにタクシー使い出すので怖いですね。
運転手さんに「ゴールデンカムイ展でしょ?毎日お客さん乗せてて忙しいのよ」とニヤニヤされるなどして10分ほどで会場に到着。

新潟市新津美術館
新潟県新潟市秋葉区蒲ヶ沢109番地1 
花と遺跡のふるさと公園内

月曜日の朝イチで開場前だというのに、ものすごい大行列でした。
整列を行なっていた美術館スタッフさんが「こんなに並ぶのは前例がない!」とお話しされているのが聞こえてきたので、私は腕組み後方彼氏ヅラでうんうん頷いた。いつも思うけど、ゴールデンカムイの地域貢献度がすごい。

会場に入るとメインビジュアルがお出迎え。
今回の新潟が最終会場ということで「ファイナル」の文字。

にしても新潟会場のおもてなし度合いが群を抜いて素晴らしかったです。エントランスには第七師団メンバーの巨大フラッグがずらり。

新潟出身メンバー
新潟出身じゃないメンバー

キャラクターのパネルも沢山置いてあって、来場したお客さんたちはみんな本当に楽しそうに撮影してました。

しらいし〜!
うしろ〜!

展示室へ。

ゴールデンカムイ展と一緒に回ってきたヒグマの剥製
この子は会期が終わったらどこに帰るんだろう

毎回展示内容がちょこっと変わるのですが、私は新潟で初めて谷垣モデルのアットゥシを見ることができました。

繊細なアイヌ紋様の刺繍が施されていて、隅から隅までまで舐め回すように見てやったわ。

野田先生のコメントよ

新潟会場は第七師団推しのようなので、師団メンバーの展示をちょっとだけ載せます。

・月島軍曹

意外とサイズが小さい明治陸軍の軍服
明治時代の体型だとこれくらいなんだろうか

・鯉登少尉

紐が巻き巻きしてある感じが厨二ごころをくすぐられる

アイヌ民族の小物も。

ドラマでも大活躍してたキサラリ。

「これを使って見せてくれ ほんとのアイヌなら使い方を知ってるはずだ」

会場がさすが美術館なだけあって、ケースがほとんど反射しないので展示物が見やすかったです。
展示室の雰囲気も良い感じ。

鶴見中尉の三八式機関銃
杉元の三十年式小銃

何度でも見ちゃうカラーイラスト。

1巻の表示(右)と、一番お気に入りの扉絵(左)
なんだかんだ主役コンビが好き

私は札幌、函館と回って新潟で3会場目でしたが、本当に何度見ても見応えのある展示でした。
今回でファイナルなのは寂しいですが、アニメに映画、ドラマといろいろなメディアミックスが続いているのでまたどこかで展示が見れたら嬉しいです。

最後にグッズを〜と思ったんだけど、この2日前に欲しかったグッズのミニ色紙コレクションが完売してしまって絶望。このために新潟来たようなもんなのに…!
仕方ないから「け」のポストカードと、それ1枚だけレジに持ってくの恥ずかしくて無難にメインビジュアルのポストカードも買った。

「け」だけサイズが大きくて、ポストカードフォルダに入らなくて困ってます。

アニメ最終章もドグスレも楽しみ

美術館にポスターが貼ってあったけど、新発田駐屯地の白壁兵舎広報資料館も行ってみたい。

帰りのバスの時間までカフェに入ろうと思っていたのになんと本日休業。胃を休めろということか…。

お隣にある植物園に行くか迷ったけど、胃が痛かったのと外に出たら帰りもタイミングよくタクシーが拾えたのでそのまま新津駅で。
結局往復タクシーを使うという予定外の出費。大人になると吹っ切れたようにタクシー使い出すので怖いですね。(2回目)

このあと新潟駅に戻りまして、お土産を物色。

界隈で噂になってた新潟県産米の食べ比べセットを発見。もちろん買った。

ただこの日は胃が痛くて何も食べれなかったから次の日に持ち越し。
白米を楽しもうという粋なセットにも関わらず、賞味期限過ぎてしまったのでお醤油塗って焼きおにぎりにして食べました(自己責任です)

全部美味しかったけど、個人的にはミルキークイーンがお米の粒と甘さが際立ってて「おお!」となる美味しさでした。
できれば次は購入した当日にいただきたい…

新潟のおしゃれで気の利いたお土産は駅ビルに入っているぽんしゅ館(日本酒の飲み比べができるで有名)で購入できます。
自分用にちょこっとだけお菓子を購入。

日本酒の効いたチョコレートブラウニーと、爽やかな酸味のチーズタルト。ささやかなお菓子すら美味しかった。美味しいものも楽しことも盛りだくさんな新潟旅でした。


カニがちょっとニカちゃんに似てることに気付いた


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