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2025.1月 第2週の日記



1/5日曜日

小寒。
充分寒いけど冬本番はこれからかぁ。
明日は雨の予報。火事のニュースも多く聞くし、乾燥がおさまるといいな。
夕方、友だちから明日から会社行きたくないメールが‥私も同じ気持ち。世の中にもそういうひとが溢れていそうだな、と想像した。

1/6月曜日

お布団が暑くて汗をかいたり、くしゃみしたりするうち、
あまりぐっすり眠った感のないまま起きる時間になった。
初日ってこんな感じよね。

出社するとまず、給湯室でこころを整えようと好きなお茶を淹れた。富士山が見える場所を教えてくれた他部署の方が入ってきて、今年もよろしくお願いします、と早口で声を掛けられたので、あわててお返事した。
仕事で関わることはほぼないので、いきなりちょっとおどろいた。なんというか、そのひとのなかでの私の存在はほぼないと思っていたので。ぼんやりモードから少し目が覚めた。

働き始めると1日が長い。
ひととの距離が近い、と感じた。
益田ミリさんの本を読みたい気分になった。自分と同じような気持ちを持った子が本のなかにいるような気がして。
(『週末、森で(幻冬舎)』という作品も大好きです)

夕方頃から雨がいよいよざあざあ降りに。
傘をさすのが久しぶり。気持ちがいいな。
モヤモヤも一緒に洗い流してほしい。

寝る前に宇多田ヒカルの『BADモード』を聴く。からだの中にきれいな水がしゃらしゃら通っていくようなメロディ。

1/7火曜日

空の縦半分がオレンジ色の朝焼け、その他は薄い水色。
朝早くニュースを観ていた父によると、新宿のビル群に虹が架かっている様子が映し出されていたようで、とてもきれいだったそう。

母は朝食に七草粥を作ろうとして、七草に黄色い葉が混ざっているのを選り分けるうちにだいぶ量が減ったそう。しかも時間が掛かるので、朝食に出すのはやめたそう。
豆苗を加えて八草にしたらどうかな?と提案したら笑われた。

家を出るときはまだ昨日の雨が残っていた。午後にはすっきりとはしていないが晴れ間が見え始めた。
これは傘を持ち帰るのを忘れるパターンだな。
(本当に忘れた)

年が明けてもまだ、2025と書き慣れていない。パソコンで打つ時も指が自然に2024と打ってしまう。
新年あるある、大体2月中旬くらいになればおさまるはず。

荷出し作業にてこずっていたら、いつの間にか大関さんがそばに居て手伝ってくれた。要領がわるいやり方をしちゃって‥と言ったら、
そんなことない!と励ましてくれた。

夕方、会社のロッカー奥で今年初の富士山を見る。てっぺんに雲が乗っかっていて、えんとつ、もしくは聖火のトーチみたい。空は分厚い黒い雲で半分に分かれていて、上が青い空、下が燃えるようなオレンジ色だった。
冬休みは家で過ごすことが多かったから、きれいな空をちゃんと見るのは久しぶりだった。

夜、晩ごはんの豚汁のうえに茹でた七草が細かく刻まれて乗っていた。
薬味のねぎのような彩りとして。
少ない量でも青い強い草の味がした。

寝る前に星野源の『Continues』を聴く。
最後合唱になるところ、いろんな芸人さんが参加されていて好き。この録音、楽しい現場だったのでは?と勝手に想像して、私も楽しくなる。

1/8水曜日

また夕焼けがきれいな季節がやってきた。
帰りの駅のホームで写真を撮る。隣にも写真を撮っている男性が居た。
秋の夕暮れよりも空の青が濃い感じがする。



年明けは一週間が経つのがいつもより早い。早い方がうれしい。

大関さんとお昼休みに初詣の話などした。
私は昨年、お正月すぎに神社へ行ったとき、お焚き上げするお守りや絵馬に付いた鈴やビニールのカバーを係りの方が外して分けているのを見掛けたことがあった。
ブロック塀の上にきれいに細かく分別して並べていて、大変そうだった。
今年からは持ってきたひとたちが最初から分別して入れるように袋が分かれていた。
大関さんが行った神社もそのようになっていたそうで、仕組みが変わっていたことへのおどろきを語り合った。

神社の話から発展して伊勢神宮の話などもした。
だいぶ前に友だちと旅行したときに、式年遷宮に用いる木を山車のようなものに乗せて運んでいるのを偶然見かけたことがある。お木曳きというのだそう。
そのころからもう何年経ったのかな、次の式年遷宮はいつかな、とそんな話をした。
大関さんは、その式年遷宮に用いる木を育てる森の様子をテレビで観たのだそう。



昨日会社に忘れた傘を忘れずに持ち帰った。

晩ごはん、元日に従姉から貰った出汁パックを使った大根の煮物。
ほくほく温まり、じんわりしみた~
(出汁のアロマ効果ってあると思う。)

1/9木曜日

少し暖かい。

昨夜、言いたいことを言おうかどうしようか、ぐるぐる逡巡している夢を見た。現実世界でもそういうことはよくあって、これを言ったほうがいいか、やめとくか、こころの中でもうひとりの私と相談している。
夢の中でも同じようにこころの中でもうひとりの私と相談していた。
私の夢の中の私のこころの中。すごく奥まったところだな。
なんかあの、時代劇に出てくる襖が何重にも開いて、殿様が歩いてくる畳の部屋のよう。


新年特有のお祭りのようにごった返した受付の様子に反して、私らは放置状態で特に急ぐ作業もなく、(誰に頼まれたわけでもなく)来年度の準備をちまちま行う。眠くなったら、上の階に物を取りに行ったりして体を動かした。

帰り道、夕焼けのグラデーションがきれい。毎日飽きずに吸い込まれるように見てしまう。日が伸び始めたのも嬉しい。

1/10金曜日

寒い予報だけど、そこまで寒くない。それとも体質が変わったのかな。
最近は夜中寝ている間や寝覚めに汗をかくことが多くて、これは年齢特有の現象なのか。もともと寒がりなので、暑いのはさほど気にはならないのだけど。
黒猫のジジが大きな犬の前で大粒の冷や汗をだらだら流して横になっている、あの映画のワンシーンを思い出す。

昨夜、もう寝る時間だけど、なにか気分を変えたくて、本を読んだ。
独特の文章なんだけど、具体的でわかりやすくて面白かった。

私自身ももっと書くことに対して解像度を上げたいな、と思った。
こんなこと書いたら変かな、とかそういう気持ちから遠回しの表現を選んだりすることがあるけど、そういうのを一旦置いて。
もっと勇気を出して自由に、ほんとに思ったことを書いても良いのかもしれない。

そんなことを思いながら。



帰り道、コンビニで温かいカフェラテを買って、橋のそばで至福の夕焼け眺めタイム。

ふは〜
今週もおつかれさまでした。

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