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2025.2月 第4週の日記
2/16日曜日
曇っている。昨日に続いて暖かい。
昨夜は、父に借りた節約に関する本を寝るまで読んだ。
極端な部分もあるけど、参考になるところもたくさんあった。
冬は靴下の重ね履きをしているため、洗濯物がたくさん。五本指靴下はひっくり返しながらたたむのに時間が掛かるので、アイロン掛けの合間にのんびりやる。
日曜日の午後は、なんでも鑑定団の再放送を最後まで観ると自動的に眠くなる。今朝はへんな夢を見て起きたから、そこからまた2時間も深い眠り(昼寝)になってしまった。
おやつは、焼き芋にゆであずきを乗せて食べた。素朴でそのままの美味しさだった。温かい紅茶と。
うれしい、美味しい、という気持ちが脳に伝達するから良いのよ、と母が言うから笑ってしまう。
(急に伝達、とかむつかしい言葉を使ったから)
2/17月曜日
少し雲が多い空。また寒波が来るというから、束の間の暖かさかな。
お昼頃、外に出ると雨が降った形跡があった。
直してもらった靴をさっそく履いて出掛けた。急いで歩くと、ときどき地面を蹴ってこすってしまう。それによって傷が付く。
分かっているのだけど、今日も信号のあたりでさっそくやってしまった。
ここ数週間続く(鼻息が荒くなった)書類づくりの最終確認をしている。
いよいよ最終コーナー回ったぞ。なるべくちゃんと見直したい。
夕方になると、すっかり風が強くなりまた寒くなった。
職場でのお昼休みの会話の内容に思うところがあり、家でぐちった。
母が一言、そのひとダサいね、と言ったのが的の真ん中にささり、笑いに変換した。
服装とか見た目とか、そういうんじゃなくて心意気のようなものが。
(それから何かにつけて話の最後は、ダサいね、という展開になることが多くなった)
2/18火曜日
昨夜は風が強すぎて家じゅうのあちらこちらからガタガタ音がしていた。
外に干したバスタオルも飛んでいきそうだから、室内に仕舞った。
怒星さんに急に誘われてお昼に行った。
ダダ星さんも一緒だったけど、この3人だとへんな空気にはならないことが分かった。怒星さんのギラつき、ダダ星さんの身勝手さが不思議と緩和、中和された。
普段は私がそうさせてしまう空気を(一部)作っているのかな、と思ったりもした。相性もあるのか。
3人になると、ふたりが話している様子をちょっと引いて見ることができた。
夕方、暗いような明るいような空。
雨が降る前みたいだけど、灰色の雲の切れ間から夕焼けも見えている。
駅の反対の栗園の方まで歩いてみた。
下校中の子供たちが替え歌を歌いながら、歩いたり走ったりしていた。
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晩ごはんは好物のカジキマグロの照り焼き。すっかり料理をしなくなった私にもかつて、たれの黄金比のようなのがあったなぁ、と思い出した。たしか眼科の待合室にあったESSE(もしくはオレンジページ)の照り焼きの作り方を丸暗記して帰ったんだったっけ。
母が作るのは甘め、私のはすっきり辛口、うなぎのたれのようだな。
2/19水曜日
明け方、頭痛と鼻水で目が覚める。風邪じゃないといいけど。母も頭がいたい、と言っていたから、お天気のせいかな。
自分より母親のことが心配になる。
今朝も風が冷たい。
ここ数日間、モヤモヤの霧の中で考えるうち、私のなかの解が出た。
怒星さんのことを特別扱いしない。
まわりのひとがそうだったとしても、私にとっては意に反することがわかったので。職場ではかなりの少数派。
夕方、外に出ても明るく、いつの間にかだいぶ日が伸びたなぁ。
うす紫にグレーを混ぜたような雲の色。
坂口恭平さんの描くパステル画の雲のようだな、と思った。
(その絵を知らなかったら、今日は曇っているな、としか感じなかったかもしれない。)
駅近くのお煎餅屋さんの軒先にひなあられが並んでおり、聴いたことのない軽快なテンポのひな祭りソングが流れていた。
(明かりをつけましょ ぼんぼりに〜、ではない曲だった)
コートのフードを被った親子3人連れとすれ違った。真ん中にお母さん、両脇に小学生くらいの息子さんがそれぞれいて、ゲラゲラ笑いながら楽しそうに歩いていた。
特にお母さんはコートのファスナーを顎の下までぴっちり閉めており、顔の周りがふわっふわのファーで囲まれて、エスキモーみたいだった。
晩ごはんはおでん。
厚めに切ってある大根をがぶりと頬張ると、お出汁がしみ出てとても美味しかった。
2/20木曜日
寒さの底だそう。
マスクをしていても吸う息が冷たい。
角の八百屋さんの焼き芋のいい匂い、湯気。
苦労した作業のゴールテープを切ることができた。
あっつあつの紅茶を淹れてふぅふぅ飲んで、労をねぎらった。
帰りにごほうびの富士山も見た。
晩ごはんはピーマンの肉詰め。
母の使い込んだ料理本が台所のそばに置いてあった。
ケチャップとバターの入ったソースが小鍋に準備してあり、なつかしい風景だな、と思った。
母は近頃、昔ほど手の込んだ料理を作らなくなったし、インスタントのお料理キットも多用するようになったから。
それをわるいこととはまったく思わないけど、少しさみしくもあり。
今夜は久しぶりに食べられて美味しくうれしかった。
そういえば、小さいころは私がピーマンに片栗粉を塗る役目だった。
ピーマンにきゅっきゅっと粉を塗り付ける感覚、指が覚えている。
(片栗粉がピーマンに肉ダネをくっ付ける、接着剤の役割)
2/21金曜日
昨夜もとても寒かった。
それに加えて、家のまわりの木々が刈られて風通しがよくなり、ますます寒いような寂しいような光景となった。
以前、ひとから短気と言われたことがあってそのことについて、ときどき考える。
自分のことなのでよく分からないけど、早とちりってのも短気の仲間のひとつなのかもしれない、と感じた。つまりは勘違い。
これのことか?とその尻尾を少しつかめたような出来事があった。
休日だったので、時間の感覚がよくわからなくなる。
そろそろ家に帰る頃か、とか思いながら。
我が家はすき焼きの良いにおい。
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今週もおつかれさまでした。