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第3チャクラ ~自分との信頼関係~ 

第3チャクラ/太陽神経叢/ソーラープレクサス/マニプラチャクラ
課題:エゴ(自我)、個性、自尊心についての学び(自分を大切にするということはどういうことかを学び、承認欲求や恐れと向き合う。)
位置:みぞおちとへその間
色:黄色
元素:
身体とのつながり:下腹部、胃、小腸、肝臓、胆嚢、腎臓、すい臓、副腎、脾臓、背骨の中心部分
精神面のつながり:怒り、恐れ、自尊心、自信、自分や人を大切にすること、責任、意志力
 
 
マニプラはサンスクリット語で「宝石の街」を意味します。英語ではソーラープレクサス、太陽神経叢(ソウ)を意味します。太陽神経叢は、神経細胞の集まりで、太陽光線のように放射線状に各臓器に伸び、様々な器官の働きをコントロールすることから“第二の脳”とよばれるほど大事な場所です。自律神経(交感神経・副交感神経)の働きを整え、心と身体のバランスを安定させる役割があります。リフレクソロジーやマッサージなどでもよく登場する手足にある重要なツボ(経絡)の名前でもあります。
このチャクラで生まれる太陽のような強く温かいエネルギーは、私たちの中にある宝石の原石を照らし出し、自分は価値のある存在だと気づかせてくれます。そして、その輝きを外へ向けて表現する自信や勇気、行動力を与えてくれます。

 
第1・第2チャクラでは、肉体や物質的な安定を知り、他との関わりの中で個人としてのアイデンティティ、健全な欲求が生まれます。第3チャクラでは、個人の意志力や責任感、そして自身の存在を価値あるものとして評価する「自尊心」を持って他と関わることにより自己が確立されることにより個性が生まれ、より自分らしい欲求・願望、個性を表現する力が育っていきます。
第2チャクラで生まれる創造のエネルギーを実現化して変化を起こすにも、この第3チャクラで生まれる意志や意欲のエネルギーが必要となります。
 
 
 
バランスがとれた状態:
自信、意志、勇気、行動力に表れます。自分の欲求や願望に素直でそれを現実化するために行動に移す意欲や自分を律する力を持ち、自分のした選択への責任感があります。
自分の存在価値がわかっていて、他者も尊重できます。
 
滞っている状態:
自信がなく、自己否定や無価値感、自己憐憫などネガティブな思考を持ち、自主性に欠けます。自己肯定感の低さから周りへの承認欲求が強まったり、周囲からどう思われているかが気になり、相手の反応への不安やおそれから行動が起こせない。または、その恐れから他人に依存することがあります。上手くいかないことは周りや環境のせいにして、被害者意識から抜け出せないのも特徴です。自分より力がある人の前での緊張や萎縮による消化不良などは、自己価値が脅かされる不安から起きる症状の例としてよくあげられます。
 
過剰な状態:
プライドやナルシズムが過剰なかたちとなって表れ、弱い自分を隠すために他者に対して高圧的な態度になったり(マウントを取る)、自分本位で独断的な行動をとります。周囲への大きな影響力を見せるため、時に指導者として評価されたり、カリスマ性のある人だと憧れられたりしますが、主従関係や依存関係を生み、信頼関係を失います。
一見、攻撃的には見えないお世辞や親切も、過剰な場合は人を自分の都合のよいように操ろうとする支配欲の表れ、自分のエゴを満たす為の行為かもしれません。




  第1・2チャクラの世界である物質的で外面的な意識から、自分自身との関わり方へと内面の持つ力に意識が向かい始め、第3チャクラは一種の境界線、仲介的な位置にあります。私たちは自分が持って生まれた身体、環境、意識をベースにして、常に外部との関わりにおいて、自分が持つ良さとは何か、自分の役割は何なのかを問われ続けます。第1・2チャクラの学びを得てもなお、外面的な豊かさや安定に執着した選択をするのか、それとも魂を豊かにし、成長を促す選択をしていくのか意志力を問われます。拒絶や批判、物質的な恐れと向き合い、内面の力を強めるような選択をするたびに、自分の人生、身体、健康、心、そして魂に対する外側からの影響力は弱まっていきます。
 
 
「誰もが持つ直感とそれを信じる力」
「あの時、直感に従って良かった。」あるいは「嫌な予感を無視して失敗した。」という経験は誰にもあると思いますが、その予感や違和感といった直感(魂の声)は、過去や未来ではなく「いま・ここ」にある判断を下す大切なツールなのです。恐れや不安に負けずに、腹で感じる勘のとおりに行動したり、選択をすることを通して、少なくともある程度は、自分に自分の人生を変える力があるということを体感することができます。
 第3チャクラで受けとる直感は、第6チャクラでいう“閃き”とは違い、危機察知などの“本能的な勘”を意味します。この直感の声は、身体を守るだけではなく、精神を守るためにも働き、私たちが自分を大切にする上で、とても力強いガイドとなってくれます。
 また、第6チャクラで受け取ったインスピレーションを、物質社会に存在する自分の中に落とし込み、腹で感じて判断し、行動に移していく力も第3チャクラの意志のエネルギーです。
 直感は時に、常識から外れていたり、合理的でなかったりする為、無視されることがありますが、頭で理性的に考えて過去の経験や常識から判断し、ベストだと思われる方法をとるよりも、腹で感じた直感に任せて行動すると上手くいくことの方が案外多くあるものです。それは直感を受け取るにあたって人は、小さな顕在意識の範囲を超えた、もっと大きくて計り知れない情報がある潜在意識を活用しているからなのです。
 直感を受け取れない、もしくは受け取ったとしても信じられないという場合は、失敗を恐れる気持ちや過去のトラウマ、執着がブロックになっている場合があります。直感も瞑想などの修練と同様に、そこから得られる感覚に従って、とことん行動していく勇気と内面の力をもってはじめて、大きな効果をもたらします。
 
 
第3チャクラが持つ聖なる教え(真実)は、“自身への尊重”です。」
 
自分についてどう思っているか、自分を尊重できるかどうかは、仕事や人間関係、パーソナリティの形成などにおいて大きく影響し、人生を左右するほど重要な課題だと言ってもいいでしょう。
 尊重とは、良い部分や尊敬できる部分だけを尊いものとして重んじるという意味ではなく、様々な側面を価値ある大切なものとして扱うという意味です。
何かを尊重しようとするとき、他と比較することで生まれるエゴ(自我)が設定した価値観が影響します。どんな時に自分を曲げて妥協しているのか、なぜ自分は強がったり弱く見せたりするのか、何故間違いを認められないのか、どんなエゴを持っているのかを知って理解するとことが自己探求、自分の個性を知る旅路です。どんな自分も受け入れて、自分のオリジナリティを尊重するためには、自分に対する理解を深めることが鍵となり、そうすることで自分自身との信頼関係が深まり、人は成熟していきます。固定されていた視野や価値観に気づくことで、解放にも繋がります。
 
 自尊心が低いと、自分の気持ちがわからなかったり、または恐れや不安から他人を軸に考えた判断をしてしまうことがあります。それは、自分のエネルギーを放棄して他人に委ね、それが使われるのを許すことと同じなのです。すると、それを反映した人間関係や状況などが引き寄せられます。共依存(他者に必要とされることで、自分の存在意義を見い出すこと)や依存といった関係性は、こうして自分から判断の権限を手放したことによって引き起こされ、またそれに気づいていない人がほとんどかもしれません。
 逆に、自分を中心において自分軸で生きることは、自分がどうしたいか、どうありたいか、“自分らしさ”を中心に置いて生きるという意味です。
自分軸が確立してくると、反する人や物事に対して時に立ち向かう勇気がもたらされ、距離を置くという選択をとることもできます。自分を大切にすることがどういうことなのかがわかってくると、同じように他人も尊重できるようになります。
 
私たちの個性、意志、自尊心が試されるような場面に直面した時、積極的にその課題に向き合うことで、自分の人生の責任を持ち舵を取る力がつきます。そうして自分との信頼関係や絆は深まっていくのです。
 
 


  ☆自己探求のためのチェックリスト☆
 
・自分のどういうところが好きか。
 
・自分のどういうところに不満があるか。
 
・自分の気持ちを素直に表現しているか。
 
・自分が間違っていると認められるか。他人の自分に対する意見に耳を傾けられますか。
 
・人に認めてもらう必要を感じるか。それはなぜか。
 
・人に対して批判的か。自分を守る手段として、何かを人のせいにすることはあるか。
 
・責任を恐れているか。逆に、あらゆることに責任を感じるほうか。
 
・人生が今と違ったらと望み続けているか。
もしそうなら、実際に変えるように何か行動を起こしているか。

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