ミッフィーと東野圭吾
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※少しネタバレあります。作品引用あります。
昨日ようやく読了しました。
もったいなくて丁寧に読んでたら、今回は割と時間が掛かった。
東野圭吾さんの作品は、万人が入りやすい、わかりやすい文章で書かれてるから、全部親しみやすくて好き。2000年より前、若いときに書いてはる作品とは、少しコアな感じで、文調とかもなんか違うな、と思うことがあるけど、どっちも好き。
クスノキシリーズは、クスノキの番人を読んでおもしろいなと思ったから、続編が出てうれしかった。発売当日、たまたま書店で見つけて、すぐに買った。そこから少しずつ読んでいく日々、たまらなく好き。好きな作家さんの新作とか、まだ読んでない本を今から読もうとしてる、もしくは読んでる途中はめっちゃ人生楽しい!と思う。
作品を通して、読者にいつもいろんなことを語りかけてくれる。考えさせてくれる。作家さんって本当にすごいなと思うわけですな。
本の帯に書かれてる、「あなたは何年後の未来が知りたいですか」という問いかけ。この本の中で、これは重要な質問になるわけだけど・・・
わたしは、そうだな・・・
きっと今の自分の行動次第で、未来がかわっていくから。
今日どう動くか、どう考えるかで、未来がかわるから、、本当は3年後とかみてみたい、答え合わせしたいけど、やっぱりやめとく。
いやでも、3年後の自分からアドバイスもらって、それを今に生かすとか・・・。
★「憤らないのは、あなたが卑屈になっているからです。覚えておきなさい。卑屈は甘えです。どうせ自分なんか、と思っているでしょう?そう思ってる方が気楽ですからね。でもそんな逃げが許されるほど世の中は甘くありません。」千舟
★「昨日までのことなど振り返らなくていいのです。あのときに、ああしていればとか、あんなふうにしなければよかったと悔いることに意味はありません。それらはすべて済んでしまったことだからです。同じように、明日からのことを案じる必要もありません。これからどうなるかとか、どうすべきかなど、考えることに意味などないのです。それらはまだ起きていないからです。大切なのは今です。今、健全な心を持っていられるのなら、それで幸せなのです。今のあなたが存在することをありがたいと思い、感謝しなさい。そうすれば昨日までのことなど気にならず、明日からのことも不安ではなくなります。」
東野さんが、こう結論づけてくれるということに、また感動。
わたしには、「今を生きろ。」という力強いメッセージに感じた。
大好きだな~。こういう、人生の教訓みたいな感じで、哲学的なものを織り交ぜてくれたり、読者に立ち止まらせて、生き方を振り返る時間をくれるところ。
そしてミッフィーは、ハウステンボスでお迎えした子です。
ブラウンみっふぃ。かわいいでしょ。
ぬいぐるみはほんとうに癒やしだな。