音の無い世界で、世界の終わりが鳴り響く
おはようございます。最近この曲の虜です。
SEKAI NO OWARI(通称セカオワ)のsilentと言う曲です。
奏でられる音がこれからの冬の季節にピッタリ。
そして特に歌詞の虜です。
今回の曲では、『音』についてフォーカスを当てています。
序盤から心震えました。
出だしの歌詞はこうです。
純白の雪が降る、街から音が奪われていった、こんなに静かだと、とじこめた言葉も聴こえてしまいそう
そしてこう続く。
雑音の中、貴方の声だけ心に溶けていく
静寂の中だと、この想いが貴方に聴かれてしまいそうだ。まだ知られたくないんだ。
でもね、僕はどんな雑音の中でも、貴方の声を聴いているよ。それほどに貴方が愛しい。
静寂と雑音という相反する言葉を使って、相手への想いを表現していて、ロマンチック。
❄︎
そしてこの曲、silentというタイトルの通り、音の無い世界が舞台になっています。
音の無い世界にいると、あれこれ考えてしまうよね。音が無いから聴こえてくるのは自分の心の声。
そんな状況を本当に上手く歌詞にしてくれています。
この部分もそうです。
静寂の音が煩くて、今夜はきっと眠れない、時を奏でるように寄り添った、煌めきだとしても、目を閉じると望んでもないのに思いだしてしまう
凄く共感できる。
こんなことなら全く関係が無い方がよかった。でも少しだけ貴方との時間を共有してしまったから。その時間はほんの一瞬で。思い出すと、また貴方への想いが増してしまうから、思い出したくない。でも思い出してしまう。こんなに静寂な中なのに、心の音が煩くて眠れない。
そんな想いを、
『静寂の音が煩くて』
と一言で表現できる彼らって素晴らしい感性を持ってるよね。
❄︎
noteを始めてから、曲の歌詞もよく見るようになった。言葉の大切さを学んだからだ。
歌詞には何行もの想いが凝縮されている。
そんな歌詞に込められた想いを自分なりの解釈で紐解いていくのも楽しい。
是非気になる曲があったら、その歌詞にも注目してみてほしい。
歌詞には音はないはずなのに、溢れてやまない音が貴方の耳に響いてくるはずだ。
終わり
ここまで読んでいただきありがとうございます。