東京パラリンピックでパラスポーツにハマった話
昨日2021年9月5日、東京2020パラリンピックの閉会式が行われた。
ゆるっとスポーツ観戦をするのが好きで、何の競技でも基本応援を楽しめてしまうわたしだが、恥ずかしながら今回大会から初めてしっかりとパラリンピックを観戦した。
結果的にパラスポーツにものすごくハマってしまった。
最終日の昨日まで1週間以上毎日朝からテレビやネットでの配信をチェックし、日中は気になる競技を応援して、夜のデイリーハイライトをみる、というルーティンができた。
毎日のように観戦しながら作業していたが思い返せば心なしか捗っていた気がする。(たぶん気のせいだよ)
実は今回のパラリンピックを機に初めて知ったスポーツもあるし、そもそもパラスポーツ特有のルールやクラス分けなどがあることも今回初めて知った。
いまだに知らないことがたくさんあるのでゆるりと勉強中。
ちなみに推し競技は車いすバスケと車いすラグビーと競泳と、、
あ、ブラインドサッカーもおもしろかったし、、いや推し競技多いな、、
そんなパラスポーツ応援新参者のわたしがここまでハマったパラスポーツの魅力は大きく2つ。
①「残されたものを最大限に」生かしたプレー
パラリンピックの父であり医師のグットマン博士が残した有名な言葉がある。
「失ったものを数えるな、
残されたものを最大限に生かせ」
パラリンピックをテレビで見ていると何回も目にする機会があったと思うが、まさにパラアスリートのプレーを表現した言葉だと思う。
例えばブラインドサッカーやゴールボールでは視覚障害のある選手たちが、ボールの中に入っている鈴の音や選手が出す足音など音を頼りにゴールに向かってシュートしたりボールを投げたり、はたまたディフェンスしたりする。
この様子は「見えない」が故に繰り広げられる神プレーで圧巻だった。
また、競泳では両腕がない選手が強いドルフィンキックだけで前へと進んでいたり、下半身が不自由な選手は腕の力だけで泳いでいたり、、
あげだしたらきりがないくらいそれぞれが独自の泳法を習得して挑んでいるのを見て正直ものすごく驚いた。
いい意味で固定観念が覆されて、感動の連続だった。
それぞれが「残されたものを最大限に」生かしている姿は自分も限界なんて定めずにどこまでも挑戦したいと勇気づけられた。
②パラスポーツならではの選手同士のリスペクト
車いすバスケでは毎試合終わると両チームがお互いに拍手をしていた。
車いすテニス決勝戦では我らの国枝選手と対戦相手のエフべリンク選手が笑顔で握手しあっていた。
競泳の100mバタフライで木村選手と富田選手がワンツーフィニッシュをした後、銀メダルの富田選手は「本当は銀メダルで悔しがらないといけないかもしれないが、何より木村選手が金メダルを取ったことが嬉しい」と話していた。
多くの選手たちが勝敗に関わらずお互いを称えあっているのが印象的だった。
普段広く浅くゆるっとスポーツ観戦をするが、ここまでお互いをリスペクトする様子はなかなか見たことがなかったので、全人類こうなればいいのにな~と率直に感じた(浅)。
まさにスポーツマンシップを体現しているといえるし、彼らの人間性の高さをわたしも見習いたいなと感じた。
語りつくせない魅力がいっぱいのパラスポーツ。
自国開催という素晴らしい機会を得られ、以前より報道も増えているし多くのファンが増えたことも事実だが、とはいえまだ周知されていないのも事実。
これだけ頑張っている選手たち、各競技に関わっている方々のために、今年のパラリンピックをスタート地点としてもっと多くの人がパラスポーツの魅力を知りプレイヤーやサポーターが増えて、
誰もが多様性を認めて受け入れて当たり前に暮らせる社会になったらいいなあ~とぼんやり感じた。
パラスポーツ含めスポーツには社会を変える力があると信じているので!
【おまけ】
素敵なコンテンツもたくさんあるから一度見てみるとすごく面白いと思う。おすすめ3選↓
パラサポWEB パラスポーツのあれこれがものすごくわかりやすいサイト
GO Journal 蜷川実花さんが撮影した写真があまりにもかっこいいマガジン
(ちなみに特に好きな記事は推しと推しです)
日本車いすバスケットボール連盟@なかのひと 公式なのに距離感が近くて共に応援しているように感じられるツイートが最高です
ちなみにわたしは車いすバスケにかなり夢中になっているので(男子銀メダル本当におめでとうございます!)、少しでも力になれればと思い日本車いすバスケットボール連盟様の有料会員に登録した。(無料サポートもあるし有料でも3000円/年からサポートできます!)
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