献血とハーゲンダッツアイスの関係
17年ぶりに献血ルームを訪れた。
と、言うのも、神奈川県に住んでいる方はご存知だと思うが、神奈川県の運転免許センター(二俣川)の隣には献血ルームがある。
以前は免許の更新の度に免許センターまで行き、新しい免許書を受け取って、その後に献血と言う流れが通常だったのだが、最近は近所の警察署で更新を行なっていた為、献血ルームとは無縁で過ごしてきた。
今年はなんと言うことか、7月に駐車違反をやってしまい免許センターに行く羽目になってしまった。
書き換えの3ヶ月前にやってしまうなんて、ついにゴールド免許からブルーに変わってしまう時が訪れてしまった。
母のとこへ行った際にコインパーキングが満車で5分くらいなら大丈夫と軽い気持ちで停めてしまったがゆえに…
5分では終わらず、30分ほど母の家に居てしまった出来事だ。
子どもを車の中に待たせておけば良かったと後悔ばかり。
母にしてみれば、話し相手がやって来たとばかりの弾丸トーク炸裂で、さらにはエアコンのリモコンを見て欲しいと言い、電池交換だけにもかかわらず引き止められていた。
一人暮らしだから仕方ない、もっと行って話し相手にならなければいけないのも、わかってはいるが、なかなか時間が取れない有り様だ。
てなわけで、駐車違反を切られてしまった私は、今回の免許更新は免許センターまで行くこととなってしまった。
献血のお願いの呼びかけも行き交う人に対し、本気を感じさせる大きな声で「御協力、お願いしま~す」と繰り返している。
風にはためいているのぼり旗の近くの置き看板に目をやると
「ハーゲンダッツアイス、差しあげます」と案内に書いてある。
「献血でアイスをくれるの?」 と。
その日は次の予定まで少し時間に余裕があった為、私は悩まずに免許受領後に献血の計画に組み入れた。
朝食を9時に食べ、午後一の13時講習を受けるにあたり、12時に免許センターへ到着した私は、免許を受領した15時はお腹がとても空いているだろうと言う予測を頭の中で立てており、「アイスだな!」と頭の中はハーゲンダッツのアイスカップを思い浮かべていた。
2時間の講習を受け、免許を受けとり、免許センターの建物を出た。
足取り軽く、まっすぐに献血ルームへ向かう。
「献血カードはお持ちですか?」と聞かれ、「久しぶりなので、無いです」と答えた。
たぶん、以前は所有していたけれど、今はどこにあるかも見当が付かない。
「400mlお願いできますか?」「いいですよ」
こんなやりとりをしながら、問診表の記入を依頼され、ひとつひとつ考えながら○を付ける。
以前はひっかかる箇所はなく、すらすらと記入が進んだと記憶していたが、今回は違った。
コロナワクチン?
7月に2度目の摂取が終わっている。
歯医者での治療?
昨日、定期健診へ行ったな。
ん? サウジアラビアもしくは渡英?
前に旅行へ行ったわね。
薬?
耳鼻科のアレルギ―の薬を飲んでる。
こんなに難しかった???
若い頃は100%引っかかる箇所はなく、○付けを出来たのに、
歳を重ねた分、振り返る内容が多い。
正直に総て記入し、提出した。
さて、この待ち時間、少しお腹を満たそう。
コーヒーとお菓子を頂いちゃおう♪
こういうスナック菓子も久しぶりだな。
「ぱっくんちょ」や「うまい棒」
子どもが小さい時によく食べたなぁ。
ミッキーマウスの横顔を眺めながら、口の中に放りこんだ。
チョコレートが口の中に拡がり、空腹に染み渡る、甘い幸せな
ひととき。
と、懐かしく思い出しながら、辺りを見回してみた。
場所柄か男女半々くらいの献血者、年齢も30台くらいの方が多く、
日本もまだまだ捨てたもんじゃないなと感心してしまった。
本を読んでいる人、携帯電話をいじっている人、思い思いにくつろいでいる。
「あっ、ほんとだ」
ハーゲンダッツのアイスクリームを食べてる女性がいる。
私の中ではハーゲンダッツのアイスクリームは高額な部類に属しており、購入する機会は少ない。
呼ばれました😄
アイスクリームへのカウントダウン開始!
女医さんです。
事務的な口調で質問が行われる。
「歯医者へかかったんですか?」
「はい、昨日」
「今日から遡って三日間の間に歯医者へかかった方は献血はできないんですよ」
「治療ではなくてお掃除です」
「クリーニングで歯周ポケットを磨くからダメなんですよね」
「ええええ??? 前からそうだった???」
献血ができなかった私は、もちろんハーゲンダッツに出会えることなく😂
頭の中は”?””?””?”
「そう言われたからそうなんだ」
次の16時30分の予定へ向け、車を走らせるのでした。
そして、用事の終わった自宅への帰り道、貰えるハズだったハーゲンダッツのクッキー&クリームのアイスをコンビニで購入し、駐車場で買い食いをしてしまいました 😆😆😆
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
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