わたしたちは、「100万人のキャンドルナイト」の理念に連動したイベントをつくっています
私たち多摩川キャンドルナイトは基本的にはムーブメント「100万人のキャンドルナイト」の考え方を踏襲しております。冬至と夏至の日に電気を消して2時間ローソクのひかりだけで過ごしましょうという考え方ですが、せっかくですので100万人のキャンドルナイトのHPの冒頭文をご覧いただきましょう。僕らにとってはこれがすべてです。
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<100万人のキャンドルナイト ホームページ冒頭文>
私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。
夏至・冬至、夜8時から10時の2時間、
みんなでいっせいにでんきを消しましょう。
ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。
しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。
ある人は省エネを、ある人は平和を、
ある人は世界のいろいろな場所で
生きる人びとのことを思いながら。
プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。
それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、
文明のもっと大きな可能性を発見する
プロセスであると私たちは考えます。
一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、
ただ2時間、でんきを消すことで、
ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を
地球上にひろげていきませんか。
でんきを消して、スローな夜を。
100万人のキャンドルナイト。
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節電や環境意識的なことではなく、「多様性」や生き方についてフォーカスしていることに完全に共感して
2000年代に入ってから環境教育・環境学習の重要性がいろいろな場所で訴えられてきましたが、「CO2を減らしましょう」と口を大にして言ったところで「そんなに真面目なことを言われたって…」と反応されることが多かった中で、キャンドルのゆらめきを楽しみながら多様性について自然と考えさせる機会を作ろうとしている姿勢にとても驚嘆し、100万人のキャンドルナイトのムーブメントの中で活動しようと決めました。
ただし、イベントの初回のきっかけは震災だった
ただし、別の記事でも書きましたが、このイベントのきっかけこそ震災なのです。東北大震災が起こったときに「自分も何かしなければ」と思って始めたキャンドルナイトでもありました。初期1〜2年は震災に対しての思いを込めたイベントでした。
それでも、イベントを何度も続けてきた今でこそ、震災色が薄まり、環境&アートのイベントの様相を呈し、いかに地域の作家さんやお店と協力できないかと考えながらイベントを組み立てています。
初期は被災地に対する思いを表現しながらも、イベントをやらせていただける地域の人に対する感謝の表現を徐々に大きくし、現在では多摩川沿いの地域の皆様のためのイベントとして機能しています。多摩川地域にこだわってきたからこそ、2018年から狛江市だけでなく川崎側の二子新地でもイベントをさせていただけるようになりました。