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里親オタオタ日記(4)

第2回研修
午前 施設実習
午後 専門職による講義
・心理について
・児童処遇について
・食育について
・小規模施設について
・質疑応答
施設実習では実際に児童養護施設に行き保護されてる児童と遊んだりして交流するのだが、コロナの影響で施設訪問も児童との交流も無し、施設の職員さんの話を延々と聞く。
午後もただただひたすら講義を聞く。眠すぎる。でもこれを聞かないと次に進めないし、というか講義だけで里親って始まるの?と疑問に思うがこういうものらしい。なぜなら職員さんたちが忙しくてこれ以上の日程が取れないから。
ここで日本と海外の里親の現状について触れておこう。
日本には45,000人以上の親元で暮らせない子供がいる、そのうち児童養護施設・乳児院で暮らしている子供が8割以上、里親などにに委託されている子供は
たった18%なのである。
詳しくは↓を参照してください。
https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2019/17667

里親でも施設でも保護されているのだから安全だし食べることにも困らないし、ちゃんと養育費が支給され必要なものは購入できる、親元にいるよりいいんじゃないか?と私も漠然と思っていたのだが施設にいるということはとても大事なものが補えないのである、それは「愛」です。身体的安全が確保され金銭的に困らなくても愛だけは足りないままなのである。足りないまま大きくならなければならない訳だが足りないままいると色々問題を起こしてくる特に思春期になるとそれは顕著で大人をまず信用していない、困らせようとしている訳ではないけど何故か迷惑行動をするそれを「愛着障がい」という。
愛着障がいについては後でまた詳しく書くが、愛着障がいはとてもとても深い闇です。心の中に大きな穴がポッカリ開いてる状態です。その穴は愛でしか埋められない、でも施設では優しい職員さんがいても一人占めは出来ない。小さな子が満足するまで抱っこをしてはもらえない。我慢に我慢を重ねて大きくなるのである。そんな子達が日本にはとてもたくさんいるのです。

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