KM & EF 代表 牧野公一 博士(経営工学)

Koichi Management Engineering and Education…

KM & EF 代表 牧野公一 博士(経営工学)

Koichi Management Engineering and Education Firm 代表 製品開発・改善と教育コンサル https://twitter.com/tamadenkm https://www.facebook.com/kouichi.makino

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Value Engineeringで社会に貢献する

牧野 公一 昭和44年2月1日うまれ。 国士舘大学工学部電気工学科卒、Bond University Faculty of Business 卒、早稲田大学理工学術院創造理工学研究科経営デザイン専攻 博士(経営工学) 平成4年重工業入社、原子力関係の溶接自動化、工程管理等に従事。平成9年より開発営業、新製品を取り扱う。平成15年より調達エンジニアリングに従事、Value Engineeringに取り組み始める。現在は航空・宇宙・防衛関連でのVE•DTC(Design T

    • 出版いたいたします

      「機能の定義」に関する本を出版いたします。 https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E3%80%8D%E8%AA%AD%E6%9C%AC-%E5%90%8D%E8%A9%9E%E3%81%A8%E5%8B%95%E8%A9%9E%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB-My

      • 有料投稿開始記念 VEリーダー受験対策アドバイス聞き放題 1,000円

        公益社団法人日本バリューエンジニアリング協会 (sjve.org)が行う、VEリーダー(VEL) | 公益社団法人日本バリューエンジニアリング協会 (sjve.org)を受験希望の方にお得な情報です。 この度、有料投稿の開始記念として、VEリーダーの受験に必須知識である新・VEの基本 | 公益社団法人日本バリューエンジニアリング協会 (sjve.org)に関する質問に対し、VEの最高位資格であるCVS(Certified Value Specialist) | 公益社団法人日

        ¥1,000
        • 使ってみたくなるVE入門 4. VEを活用する場面

          VEの考え方はいろいろな場面で使えます。 ・買い物(調達)  何かを買うには、その「何か」を指定します。その指定は本当に必要な指定でしょうか?  地下鉄の通勤中に語学学習するために買うイヤフォンはノイズキャンセル機能が必要でしょう、Boseなら3万円以上でしょうか。しかし、在学勤務でZoomで会議するためだけに使うイヤフォンに3万円は必要でしょうか?  VEでは機能本位のアイデア発想が特徴の一つです。「ノイズをキャンセルする」機能は「ノイズを聞こえなくする」ための一つの手段で

        • 固定された記事

          使ってみたくなるVE入門 3. 価値、Valueとはなにか

           VEの定義は次のとおりでした。  「VEとは、①最低のライフサイクル・コストで、必要な機能を確実に達成するために、②製品やサービスの機能的研究に注ぐ組織的努力である。」[1]  ②の製品やサービスとは、触れることができる製品などや、触れることができない業務など、あらゆる分野を指しています。つまり、VEは何に対しても適用することが可能です。なぜなら、VEの思考プロセスは設計や課題解決などと同じだからです。  VEには次の行動指針があります。[1]  【第一原則】使用者優先

          使ってみたくなるVE入門 3. 価値、Valueとはなにか

          コラム:VEの歴史

          「新・VEの基本」にはVEの始まりが掲載されています。VE業界の人たちの間では有名な、「アスベスト事件」です。石綿訴訟のアスベスト事件ではありません。  第二次世界大戦後、大国の米国ですらモノによっては入手が難しくなっていた時期があるそうです。  General Electric社において、製造工程の一部で溶剤を使い、その付近で火花が発生する可能性があり、溶剤に火花が飛ぶと燃え上がり、延焼する危険があったため、床面にはアスベストを用いることが社内規定で定められていたそうです。

          使ってみたくなるVE入門 2. VEってなんだ

          詳細で正確な解説は今後発行予定の「VEリーダー合格完全解説」及び「Value Engineering詳解」に譲り、本書では大まかな解説を行います。 公益社団法人日本バリュー・エンジニアリング協会によるVEの定義は次のとおりです。  「VEとは、①最低のライフサイクル・コストで、必要な機能を確実に達成するために、②製品やサービスの機能的研究に注ぐ組織的努力である。」[1]  キーワードが五つ出てきますので順に解説します。 ライフサイクル・コスト  ライフサイクルとコストの

          使ってみたくなるVE入門 2. VEってなんだ

          使ってみたくなるVE入門  1. はじめに

          日本は技術立国といわれ、大東亜戦争敗戦から見事立ち直り、ジャパンアズナンバーワンとまで言わしめた国です。そのためには固有技術はもちろんのこと、管理技術も大いに貢献しました。幅広く使われている管理技術にはIE(Industrial Engineering)、QC(Quality Control)にならびVE(Value Engineering)をあげることができ、三大管理技術と言ってもよいかもしれません。本書ではこのうちVEを取り上げていきたいと思います。

          使ってみたくなるVE入門  1. はじめに

          Value Engineering(VE)とは

          日本バリュー・エンジニアリング協会(https://www.sjve.org)によるとVEの定義は次のとおりです。 引用はじめ VEとは、①最低のライフサイクル・コストで、必要な機能を確実に達成するために、②製品やサービスの機能的研究に注ぐ組織的努力である。 土屋裕(監修),産能大学VE研究グループ(著):「新・VEの基本」,産業能率大学出版部(1998) 引用終わり 製品やサービスとあるのは、どんな活動にも応用できる手法ということです。こちらのnoteではVEとい