中学英語教科書の変化がエぐかった件
みなさん、こんにちは。
ランケミストtamacoです!
英語の教科書がこんなに変わっているなんて…!
ひとつ前の記事を書くために、
軽い気持ちで中学英語教科書について調べて、度肝を抜かれました。
めっちゃ変わっとる!
まあ、私の教科書は10年も前のものですから、変わっているのは当たり前なのですが笑
率直な感想として、コミュニケーションに全振りしているように感じ、
うーむ…となってしまいました。
今回は、三省堂"NEW CROWN"(以下URL参照)を取り上げて
教科書の大変革ぶりを見ていきたいと思います。
なぜ、三省堂かというと、
オンラインで教科書ダイジェスト版を閲覧できるからです。
便利な時代になりました。ありがたや、ありがたや。
第一印象
カラフル!イラストたくさん!
色の刺激を強く感じる私には、少しカラフル過ぎました、、
思うんですけど、英語に限らず、どの教科書も参考書も解説書も、カラフル過ぎません?
色がやかましくて、内容が頭に入ってこないんですよね…
シンプルな配色のテキストに巡り会うのは至難の業です。
私的ベストは、明朝体的な黒文字で青の網掛、以上。
Simple is best.
早速、脱線しました。
しょうがない。
にんげんだもの(みつを)
ここから、魂消ポイント紹介に入ります。
何にたまげたって、文法項目の多さですよ!
中学1年生で、これだけ習うの!?
多い!難しい!やりすぎ!
いくら小学校で英語必修化になったからって
中1でこんなに詰め込んだら頭パンクしちゃうよ…
10年前中学生だった私は、
第1課に一般動詞が出てきただけでたまげました。
第1課では一人称(I)と二人称(you)の文が取り上げられています。
第1課だけで、be動詞の肯定/否定/疑問形、一般動詞の肯定/否定/疑問形まで習います。あと、補課でWhat food~?が出てきます。
もう、おったまげ~です。
ここだけ見ただけでも、コミュニケーション重視だなぁということがわかります。これだけ習ったら、かなりコミュニケーション取れますよね。
あと、"Oh" "I see"といった間投詞も出てきて、自然な英会話を意識して教科書を作っていることがとてもよく伝わってきました。
第2課では、助動詞canとHow many~が出てきます。
もちろん助動詞canは、肯定/否定/疑問形すべての形が取り上げられています。
ここで、私の使っていた教科書と対比してみましょう。
開隆堂"SUNSHINE"では、助動詞canは第9課で、How many~は第4課で出てきます。助動詞canに関しては、えらい違いですね!
さあ、どんどんいきましょう。
第3課
"This is~" "Who is~" "I like him/her."
ここへきてbe動詞"is"が出現!
そして、疑問詞who、目的格。
be動詞"is"は、10年前の教科書のほうが早く習いますね。
be動詞は第1課ですべて出てきます。
be動詞だけ人称による変化が激しいので、最新版では
学習者の混乱を避けるためにわけているのかもしれません。
後のふたつ、"Who is~?"と目的格。
私の教科書では、それぞれ第4課と第8課で習います。
つづいて第4課
3単現(3人称単数現在)の肯定/否定/疑問文、"Which~?"が出てきます。
10年前の教科書では、それぞれ第6課、第5課で習います。
ここはそんなに変わらないですね。
第5課は、
現在進行形 "be動詞+doing"
疑問文 "What is/are S doing?"
"Whose~?" 所有各疑問文
私の教科書では、現在進行形は第10課、所有格疑問文は第8課で出てきます。新しい教科書、攻めてますね~
何を隠そうこの第5課、
私を一番たまげさせたところです。
これ、5-2のパッセージの引用です。
わたしゃぁびっくりしましたよ、
中1で"Some~. Others~."構文が出てくるなんて!!!!
難しすぎん?
念のため、私が使っていた教科書も見てみましたが、
そんな高度な構文はのっていませんでした。
some+可算名詞はありましたが、、
ふぅ…
もう、魂いくつあっても足りんわ…
この教科書、第8課まであります。
もう、疲れたんでこの辺で終わりにします。
最新版と10年前の教科書を比較して分かったこと3つ
構文の導入順がかなり変わっている!
コミュニケーション重視の内容!
超実践的かつ難しい(主観)!
抽象的で高い理想を掲げた学習指導要領を、
具体化して教科書検定(という名の検閲)に耐えうる内容に落とし込んでいる出版社の方々の血と汗と涙の結晶。
それが英語教科書なのです。
出版社の皆さん、ほんとうにありがとうございます。
教科書に文句はない!
先生にも文句はない!
文句を言いたいのは文科省にだけだ!!!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
感想、批判、疑問などなどコメントお待ちしております。