どこから見るか。内か?外か?
こんにちは。
ランケミストtamacoです!
今回は、最近のtamaco的大ヒットyoutube
ゆる言語学ラジオchannelの紹介をしつつ
日本語と英語の視点の違いについて書いていこうと思います。
こちらが、紹介したかった動画です。
私はゲームをやらないのであれなのですが、この動画の中で
日本語と英語の視点の違いを示すたとえとして挙げられているゲームを知っている方にとっては、より一層理解の深まる内容になっていると思います。
もちろん私は言葉に関して変態的関心を持っているので、
これらのゲームを知らなくても十分楽しめましたが笑
前置きはこのくらいにして、、
この動画では
日本語は1人称視点(Call of Duty)
英語は3人称(神)視点(荒野行動)
と説明されています。
ゲームを知らない人のために(私も知りません…)
夢にたとえて説明すると
日本語はジェットコースターに乗っている自分視点の夢
英語はジェットコースターに乗っている自分を上から見ている視点の夢
という感じです。
専門的には、
日本語は「場面内言語」
英語は「場面外言語」
と言ったりします。
(ほかの言い方もあります。統一してほしいですね…)
【参照:濱田英人「日英語話者の視点構図と言語表現」p.69/80】
具体例を挙げましょう。
~朝、自宅にて~
「太郎、ごはんできたよ」
「いま行くー」
"Taro, breakfast is ready."
"Okay, I'm coming."
ふと思ったのですが、日本語に主語がいらないのも
この視点の違いが関係しているのかもしれません。
それはおいといて、、
上記のやり取り
日本語では「行く」となっているのに対し
英語では "come" となっていますよね。
これは、日本語と英語の視点の違いから生まれるものと考えられます。
日本語は自分視点なので、
自分が、呼んでいる人に近づいていくという捉え方で「行く」を使います。
一方、英語は自分をメタ認知する視点なので
呼んでいる人に自分が近づいていくという捉え方で "come" を使います。
なんか、普遍的事実のように書いてしまいましたが、
あくまで私の捉え方ですので、その点ご注意ください。
"come" で思い出したのが
英検の2次試験の練習でやった
"May I come in?"
というやつ。
日本語だと「失礼します(入ってもいいですか?)」になるかと思います。
これも、自分視点かメタ認知視点かで説明できるような気がします。
あと、余談ですが、視点の切り替えについて、
ゆる言語学ラジオの水野さん(14:20~)と参照した論文の濱田さん(p.80)とで考えが真逆だったのが面白いと思いました。
さて、いかがでしたでしょうか?
私が言いたかったこと、伝わったかなぁ(心配…)
とりあえず、ゆる言語学ラジオを紹介するのが第一の目的だったので
私としては満足しています。
ほんと、自分勝手な書き手で申し訳ありません、、
なんせ
「できるときに できる範囲で できることだけ」
をモットーにやっておりますので。
私の執筆目的は、ことばを知る・学ぶ楽しさ、面白さ、驚きを伝えることなので、正確さを重視するあまり自分が楽しめなくなってしまっては元も子もないのです。
独断、偏見、私見、脱線満載の投稿、どうかお許しください。
最後までお読みいただきありがとうございました。