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ようこそ我が家へ
「いるのあったら、持っていってや」
ワァオーー!!いるのだらけやねんけど!
叔父のオフィスをリフォームすることになり物を減らさなくてはいけなくなった。と、母から聞いたのは昨日のこと。
実際、今朝叔父からも電話があり
「持っててや」
とありがたい申し出をいただいた。
なもんで、遠慮なく早速、今日オフィスに行った。
叔父のオフィスには何度か遊びに行ったことがあるので、何があるかはぼんやり記憶している。
祖父の代から引き継いだ骨董品や調度品やら観葉植物がたくさん飾られている。
さて? どこまでもらっていいのか?
さっぱり分かんない…。
この話が舞い込んできたとき一番にほしいと思ったのはクワズイモ。
もしかして…もしかして、
あの、クワズイモもいるのあったらのいるのにカウントされるんだろうか…。
ドキドキする。
さすがに厚かましいかな。
あかんかな?
叔父からは
「何でもいいでー。とりあえず見にきて決めや」
とありがたい言葉をかけてもらっていはいた。
オフィスに到着して、やっぱり一番に目に入るのは憧れの大きなクワズイモ。
これだよ!これ。
恐る恐る…
「クワズイモは?いいのでしょうか?」心を直角に小さくギュッと折りたたむようにして尋ねる。
「おーー!持ってけ、持ってけ」
「おっちゃんのパワーつきやから縁起いいで」
「運気アップするで」
ま・じ・か
端をきちんと合わせて畳んでいた心がホワッと解放〜まあるく開く。
大きなクワズイモはちなみに2鉢あって、どっちでも好きな方選びやと来たもんだ。まるで神の声!
もうここまできたら遠慮してらんない。
一目見た時からこの子だよ!と思って方を選んだ。
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大きいもんで、主人と叔父さんとオフィスの管理のおじさんと3人でなんとか車に積み込めた。
問題は…
どうやってこの大きなクワズイモを2階のリビングまで持ち上げるか?
車に積むだけでも3人の男手を要したなかなかの重さ。ウルフ・アロン級。
今日の我が家の在宅メンバーは主人とわたしと中3長女の絶望的なメンバー。
中1長男は不在。
近所に住む義理の弟とプールに行ってしまった。
頼れる近場の男手は夕方まで不在だ。
帰り道、主人がどうしよかな??と悩んでいる。
助手席に座るわたしはも一緒になって考えるも力では役に立てそうにない。
うーん…早くリビングに置きたい気持ちが募る。
ふと、助手席の窓から屈強な体を持つ3人の男性が歩いてるのが見えた。
黒いタイトなTシャツが体にはめ込まれているみたいに筋肉にそって張り付いてる。
あの服どうやってぬぐんやろ?伸びる素材なわけ?
どうでもいいことがよぎる。
「今、彼らの力を一番必要としてるのはわたしらやな」
「彼らが3人で家にきてくれた解決するのに」
行きずりの屈強な男性たちを尻目に…力ってやっぱりこんなとき助けになるよな。
たまに非力な自分に悔しくなる。
悔しさや焦りを抱えつつも、とりあえず自宅に到着。
車から玄関までは架け橋をつくって主人が下ろしてくれた。
そこから主人が知恵を、絞ること1時間。
鉢を担ぎ上げる謎の装置が完成した。
主人がパワースーツばりの装置を着用してわたし長女の3人で大移動に成功。
今日、ここに力に勝る知恵が誕生した。
人間はこうして力では叶わない夢を知恵を使うことによって叶えてきたのだろう。知恵の勝利にうっとり。
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3人で我が家に仲間入りしたクワズイモに名前をつけた。
その名は『ズン』
クワズイモがズンと重たかったから。
ズンと言えば、芸人のズンさんも好きやしと半ば強引にネーミング。
ちなみに我が家の物たちには名前がついてるものが多い。
歴代の車にもある。
名前をつけることによりより愛着がわくのだ。
リビングのいろんな角度からズンを眺め。でかい。でかい。といいながらみんなでズンを歓迎しズンを愛でた。
ズンが来たことにより部屋のバランスが変わった。
今のままではしっくり来なくなったので模様かえをすることになった。
配線の関係上どうしてテレビの位置は動かせない。
ソファー、他の家具の配置をかえたり、他の部屋の家具とチェンジしたりした。
ほぼ丸一日かけて新しいリビングが完成
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模様替えあるある?
部屋が広くなった気がするやつ。
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こちら向かって、ズンが「こんにちは」してくれてるみたいとか、酸素濃度高ない?なんて盛り上がる我々。
なんやかんやで朝から夜まで主人と長女と一緒に作業で終わった一日。
作業すると例のあれだ。
【作業から生まれる絆のお話】
↓
作業から連帯感が生まれて、ありがとうをかけあえた。
家族はみなリビングを気に入ってくれた。
リビングが好きだと、家族を好きになりやすい気がするのはわたしだけ?
雑然と、とっちらかったリビングよりやっぱり家族が集まりたくなるような部屋の方がいいやん。
ズン!
ようこそ我が家へ。
新しい住処を気に入ってくれたかな??
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