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多摩平あおぞら社労士事務所について

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エゴストレングスとEQの育成 【ボクの治療と仕事の両立支援について】

「治療と仕事の両立支援」とは、何でしょうか? 働く意欲や能力のある労働者が、 病気を抱え、適切な治療を続けながら、 仕事を諦めることなく、 仕事を続けられるサポートのことです。 日本では、まだあまり浸透していません。 社会保険労務士は、その独占業務において。 ・働きやすい雇用環境整備の提案、就業規則の作成・変更 ・休業のための各種手続き、サポートを含む労務管理 ・治療と仕事の両立支援についての研修 ・医療機関との連携、相談窓口としての役割 ・職場復帰プラ

クローン病のボクが社会保険労務士になるまで                                              

はじめまして 社会保険労務士の木藤大輔と申します。 2023年11月に東京都日野市で多摩平あおぞら社労士事務所を開業いたしました。 日本では、まだあまり浸透していない分野ですが、難病患者の病気の治療と仕事の両立支援、就労支援、創業支援を行っていく予定です。 なぜ、僕がこのような聞き慣れないマイナーな仕事に取り組もうと思ったかというと、僕自身が難病患者であるからです。   僕は23歳で難病のクローン病と診断され、入退院をずっと繰り返してきました。 発症初期の20代は

多摩平あおぞら社労士事務所の名に込めた想い

雲外蒼天 僕のこれまでの人生は難病のせいで「あきらめること」が多かったような気がします。   勉強も。仕事も。恋愛も。遊びも。   だから。 若い頃は、いつも心が曇っているというか、晴々とした気持ちにはなれなくて。受け入れられないことばかりでした。   それでも。 年を重ねていくうちに、あきらめることが多過ぎて、自分の中で「あきらめることが当たり前」になっていきました。慣れてくるんだと思います。   そうなると、いつの頃だったか、いつまでも失ったものを数えていたってしょうが

難病患者、障害者のSTART-UP 【仕事がなければ「創る」という選択肢】

障害者創業 「はたらく」ことって、どうして就職だけを意味するんだろう? クローン病で入退院を繰り返し、思うように仕事に就けなかった僕はずっと思っていました。 そして、働けないことで、口さがない人たちには、陰で「ニート」や「甘え」と言われていることも知っていました。 就職してみても「障害者はバカだ」と言われたり。 「障害者らしくしろ」とも言われたり。 自分らしくいることが許されず、仕事で活躍することも嫌がられたりしました。 「障害者」ということより、「私」のことが嫌い