空港アナウンス
今回はエアライン受験生にとって憧れの業務の一つでもある、アナウンスについてです。私の最も好きで得意?なアナウンス業務についてまとめます。
アナウンスを実施する意味と効果
意味
①必要な情報を事前に伝える
②利用促進
③個別にご案内したい事がある
①必要な情報を事前に伝える
・出発時間に変更がある。(遅延や時刻変更)
・搭乗口が変更になった。
・搭乗を開始しました、優先搭乗中です。
・保安検査強化してます。ジャケットやコートは脱いで待っててほしいです。
など。
②利用促進
・一旦混雑した保安検査場は通過に時間が掛かるので、定時運航の為にも早めに通過してほしい。
・搭乗手続きの締め切り時刻が迫っているで早く手続きしにきて。
・航空会社カウンター、館内店舗が営業開始したので利用して下さい。
・お預けのお荷物の引き取り忘れに注意して下さい。
など。
③個別にご案内したいことがある。
・お預けのお荷物の中に、危険物や制限品があるので、開披検査(中身の確認)をしたい。
※お客さまの許可なしに、勝手にお荷物を開ける事はありません。(日本の空港、日本の航空会社では、、、。)
・お名前の記載されたお忘れ物、拾得物があるのでお渡ししたい。
・お連れ様や迷子のお子様がお待ち。
など。
効果
あるかないか私個人の感覚で答えるとするなら、一定の効果はあると思います。実際に人物名のお呼び出しを行った際に「私の名前、呼び出されたと思うのですが。」や「〇〇航空、今なんて言ったの?どこ行き?」など実際にカウンターに問い合わせにお越しになるお客さまがいらっしゃるからです。
また、館内のアナウンスのボリューム、英語の発音、読み間違え(ミスインフォメーション)などについてご意見を頂戴する事もあります。聞いてらっしゃる方はほんとによく聞いてくださっているのだと実感します。
空港は様々なお客さまがご利用される場所である為、アナウンスを頼りにしてらっしゃる方もたくさんいると日々感じます。
空港アナウンスの裏話
実は、各カウンター、各社でアナウンス回線の奪い合いが行われている事もしばしば。
アナウンスはエリアを限定して放送する場合もあれば、全エリアに向けて放送する場合もあります。特に出発便や到着便が重なる時間帯は、各社お客さまへ向けてのご案内を行う為、使用中ランプが消えない、消えてもすぐ他社さんが使用してしまう、やっと自分の番と思えば自動設定の放送に割り込まれる、など。
また、空港や使用する機器によっては、自分のアナウンス中に他社さんに割り込まれたり、その逆を行えたりする事もあります。
もしかしたら、アナウンスが途中で途切れた!というシチュエーションを経験された方もいらっしゃるかもしれませんが、その理由はだいたいこれかなと思います。
まとめ
私が現在在籍している会社では、入社研修の他、定期的にアナウンス研修があります。また、新卒で入社した会社やインターンシップ参加時、エアラインスクールでも研修を受けました。各社、文例が異なるのはもちろん、教え方や基準もそれぞれでおもしろいです。
初めてアナウンスをする時は、大勢のお客さまが目の前にいる、何千人何万人が聞いていると思うとめちゃくちゃ緊張しました。でもとても楽しかった記憶があります。そして、私のアナウンスがお客さまのお役に立っているのかなと想像するとやりがいも感じます。
ぜひ空港をご利用される際は、どんなアナウンスがあるのか、違いはあるかなど注意深い聴いてみてください。
おまけ
アナウンスは大好きなので、、、また近日中にアナウンスのポイントや研修について、思い出など別途まとめられたらと考えています。
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