空港で働く為の語学力
航空業界で働く上で、一定以上の語学力特に英語力は必須です。国内線のみの運航であっても英語が話せないと業務に支障が出る事も。理由としては、外国人の休暇取得制度の自由度、訪日のリピート率の高さもあって、国内線を利用して地方を観光したいと考える外国人の方も多くいらっしゃる事が考えられます。
今回は日本国内の空港で働く上で、どの程度の語学力が必要かについてお話しします。
必要な言語
英語
必須です。多くの業界で英語が必要となる場面が多いかと思いますが、お客さまとの関わりの中で日常的に使用します。
また、GSのお仕事であれば国際線のチェックイン業務は渡航条件などを確認する必要があります。そのマニュアルやシステムの入力は英語です。また、お客さまの引き継ぎ情報もシステム上に英語で記載されています。
とはいえ「ペラペラで英語が得意です!」とまで言えなくとも、業界用語や定形文で覚えられると思うので、苦手でなければそこまで心配しなくてよいかと思います。
(※各社募集要項にTOEIC500〜600以上などの記載があるのでクリアしましょう。)
ただし、空港でイレギュラーは日常。普段のご案内と異なる説明が必要な場面でも、英語を話せなければ仕事になりません。
伝えたい事、伝えなければならない事が伝えられない。自分がもどかしく余計に焦って、お客さまにご迷惑をお掛けする、不安にさせてしまう。定時運航に影響が出る、会社の信用問題に関わる。また、保安上、必ず確認やご案内が必要な事などもあります。時にはお客さまの大切な命にも関わるからです。英語が話せない事で生じる影響や損害は決して忘れてはいけません。
中国語や韓国語
アジア系の方に多い印象ですが、まれに英語が全く通じないお客さまもおられます。中国人や韓国人が母数として多い事もありますが、この2つの言語も話せたらスムーズにご案内出来るだろうなと思う事はあります。ただし、日本語や英語を話せる方が多い印象です。英語が話せる+αで話せる方は有利なイメージです。
その他の言語
大学の主専攻がフランス語だったので、必要と言いたいところですが、仕事でフランス語を使った事はないです。英語+何かと思うなら中国語か韓国語。よっぽど興味がある場合やどうしてもその言語を母国語とする国の航空会社関連の仕事に就きたいという事であれば、勉強しても良いかもしれない、という感覚です。
また、航空業界には帰国子女、バイリンガル、マルチリンガルは山ほどいます。留学経験も全く珍しくないです。少し話せます程度ではなかなかアピールには繋がらないかな、という印象です。
まとめ
・とにかく英語!英語はマスト!TOEIC600点程度を目指そう!
・英語が苦手だから他の言語を頑張ろうは×!
・余裕があれば中国語か韓国語がオススメ!
・その他の言語はよっぽど興味がある場合は良いけど、出来るから有利になる、役に立つと期待しない!
偉そうに書いていますが、私も全くペラペラではありません、、、ただ、英語でのコミュニケーションや勉強は好きです。
言葉がなかなか出てこなかったな、上手く伝えられなかったな、と毎回の様に振り返っては反省の日々。それでも英語でご案内をさせて頂き、お客さまのお役に立てたとやりがいを感じる瞬間もたくさんあります。
今は英語が苦手な方、きっと努力した分だけ喜びは大きいと思います。諦めず勉強して喜びを一緒に噛み締めましょう。私も頑張ります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?