私の仕事の良いところ Vol.1
おはようございます。ちゅんたまです。今回から私が作業療法士として働いていて良かったなと感じたことを何回かに分けて書いていきたいと思います。学生さん等で参考にして頂ければ幸いです。
私の仕事
・国家資格
まず第一に挙げたいのが【国家資格】ということです。下記にも同様のことを書きますが、医学知識を得た上で、病院をはじめとする医療関係の職場で働く事ができます。
3〜4年生の養成校で勉強し、資格取得を目指します。流れとしてはまず養成校を「卒業」する事です。【学校卒業=国家試験受験資格が得られる】なので、卒業(養成校現役生は卒業見込み)し、国家試験本番で合格する必要があります。合格しなければ、「有資格者」としての就職がなくなってしまいます。
養成校では、「身体」について多くを学ぶので、卒業する頃にはテレビのニュースや情報番組で流れる様な医学的な情報が分かってくる様になります。リハビリテーションだからといって、学ぶのは骨や筋肉だけではなく、細胞や神経、内臓、脳、精神分野など医学の多くを学ぶので勉強量は多いと思います。
・基本的には夜勤がない
私が働いた急性期・回復期・訪問リハビリテーションでは夜勤はありませんでした。ただし、作業療法士は「生活のリハビリテーション」に携わるという事もあり、回復期病院では、夜間のご飯や歯磨き、着替えの時間に担当の患者さんに声を掛けて、日中のリハビリテーションの時間に練習した内容と実際の場面に乖離(かいり)が生じていないかを評価させていただく時間があり、遅出扱いでの出勤もありました。理学療法士の場合は朝出があり、患者さんの病態に合わせた病室⇄食堂の移動練習(車椅子、松葉杖、杖など)が業務となっていました。
基本的に、患者さんが起きている時間にしか仕事(リハビリテーション)はないので、夜勤をする事はありませんでした。ただ、最近の病院勤務の形態の一つとして、生活のリハビリテーションを専門的に介入している作業療法士が夜勤に入るという病院もあるようで、現場で時々話題になります。
「夜勤がない」という部分に関しては、自分自身の「体調管理」についても重要な部分だと考えています。身体の勉強をしていると内分泌系(ホルモン)の勉強等もしますし、その他の分野でも、やはり人間が日中に生活するための身体構造となっていること痛感します。それを知っていると「夜勤」は相当な負担になるなと思います。確かに背に腹は変えられない状況で夜勤のお仕事をされる方も大勢おられるわけですが、「いつまでも夜勤はできない」という理由がそういう部分いにあると私は考えています。
・緊急時対応で動ける(動いてしまう)
私の勤めていた病院での「緊急時対応」というのは、病院内で急患(意識消失など)が出た際に、全館放送が掛かり、業務に支障が無いスタッフ全員が現場へ集結(全員、猛ダッシュ!!)します。待合室やリハビリ室で、気分不良により患者さんが倒れてしまうケースが多くありました。
要は「人海戦術」です。迅速に人を集め、対象者への対応、機材準備や移動先やルートの確保等、次の一手の指示などを次々に行います。状況が落ち着けばある程度の人員を残して解散(全館放送)となりますが、第一発見者やその場で指揮をしたスタッフ等はDr.や受持ちのNr.へ状況報告をする必要があります。
また、現場に一瞬で数十人のスタッフが凄い勢いで集まるので、他の患者さんたちはめちゃめちゃビックリしますし、驚いて他の患者さんの体調が悪くなる事も💦
この緊急時対応、場数を踏んでくると仕事でなくても、街中で不自然に倒れたりする人をみると、足がそっちへ動いてしまうのです💦(私だけかな?)そしておそらく似た様なお仕事(医療従事者、警察、消防等)をされているであろう人たちが助けに来てくれもします。そういう場合はとても心強いです。
街中でのそういう場面に遭遇すると、「行くべきか」と考える自分と「駆けつけなきゃ」という自分が現れますが、次の瞬間としては、足がそちらへ動いています。(おそらく、緊急事対応に慣れている方は、似た様な動きをしてしまうかと😊)ただ、こういう場面で動ける知識と経験を自分が持っているというだけでも、この資格と経験値があって良かったなと思う部分でもあります。
Vol.1完結
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