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そぞろ歩きたい温泉 温泉津

 こんにちは、寒さ真っ盛りになってきましたね。春節祭が終わって、早く静かで美しい日本に戻るのが待ち望まれますね。夏に旅した世界遺産、石見銀山の癒やし担当、温泉津温泉(ゆのつ)についてご紹介します。


旅館に泊まりたい方は、お早めに

 温泉津温泉はゲストハウスが多く、旅館をご希望の方は早めの予約がオススメです。筆者は直前に決まった旅だったので空室がなく、別の町に泊まり、早朝風呂めがけてやってきました。


一番風呂はいかがですか?@元湯

 温泉津の朝は早いです。世界遺産ということで、眠い目をこすりつつ、朝一番の6時を目指して、元湯さんへ。薬師湯さんも入ってみようと思っていたのですが時間が足りず入れませんでした。

発見に関する伝説にちなんだ、タヌキがレリーフになっています。

ちょっとキツネっぽい?

元湯長生館(閉館)の湯主が、かつて原爆後遺症に悩む被爆者治療団を無償で受け入れており、その浄財で造られた記念碑です。詳しくお知りになりたい方は、こちらをどうぞ。

元湯さんでの実際の入浴、薬師湯さんの外観・ホームページ(後出)から推測するに、

素朴な感じを求められる方には、元湯
 *空調なし

”映え”を求められる方には、薬師湯
 *空調あり

という印象を受けました。

まずは身体を慣らすべし

 元湯には、温度の異なる3つの湯船があります。
まずは、階段を降りて左手の”初めての方”用の38-40度の浴槽に入ります。
広さは詰め詰めで最大3名くらいでしょうか。(写真左)

続いて、一番大きくて5名くらいの大きさの浴槽”ぬるい湯” 43-44度に入ります。(写真右)

最後が、熱い源泉の 46-48度に入ります。(写真中央)
入りますと書きましたが、自宅の温度設定42度の筆者は、熱い湯には入れませんでしたとさ。

公式より拝借写真

頑張って、美もちょっと(笑)追求

 成分が一番濃い熱い湯に顔を1分ほど浸けるとお肌にいいとの掲示があったので、熱い湯の湯を洗面器に入れて、冷めるまで待機。肺活量だけは無駄にあるので、何度か挑戦しました。トゥルトゥルになると嬉しいですね。

温泉上がりは、誰かに触らせたくなる(笑)

クーラー、タオルありません

 元湯さんは扇風機だけなので、夏場はすぐ汗だくになります。一旦出た後に、もう一度熱い湯に挑戦しに戻ったら、出て来るのが遅くて心配されて、番台の方に安否確認のお手間を取らせてしまいました。

マナーを守って気持ちよく!

 本当は飲泉できるのですが、マナーの低下が理由で現在はできなくなっているようです。

飲泉について

島根県下で保健所より飲泉許可を得ている唯一の温泉ですが、感染症および 昨今の悪質なマナー違反による影響で衛生管理体制が整わず、現在『飲泉塔』の使用は中止させていただいております。

泉薬湯温泉津温泉元湯 公式サイト

浴槽にスマホを持ち込む方がいたり、気持ちは分かりますが、みんなでマナーを守って、日本人が長く大切に守ってきた温泉文化をいつまでも維持したいですね!

飲泉用ではない温泉水は、販売してくださっています。番台の方にお声がけください。

この後は、町の散策です!元湯の駐車場は、地元のご年配の方も使用するため、温泉から出たら必ず車を移動させてくださいとのことです。


港町の風情を楽しむ

 ゆうゆう館へ車を移動させましょう。東へ向かうと温泉街なのですが、西へ向かうと、温泉津が周囲を山に囲まれた静かな漁村でもあるということが感じられる温泉津港が広がります。

イカ釣り漁船
漁船のランプ
海の中へ消えゆく作業用線路
木漏れ日 キラキラ

いざ、温泉街へ

 さあ、温泉街を楽しんで行きましょう。
温泉津は、温泉町としては唯一、「重要伝統的建造物群保存地区」として選定されました(2004年)。
写真が趣味の方なら、絶対楽しめると思います。一緒に、"お写ん歩"している気分になってくだされば幸いです。

街並みは、なまこ壁の蔵や、町家・旅館が並び、タイムスリップ旅行ができます。

一度はしてみたいチョンマゲ

こちらは、薬師湯さん。9時からの営業となっております。

薬師湯の旧館である白い洋館は、震湯カフェ 内蔵丞さんです。内藤家に伝わってきた「奉行飯」が食べられます。11時オープンなので、予定が合う方は筆者の分まで味わってください(泣)

あおりの強い写真で申し訳ありません
所々に、龍のモチーフ
ステンドグラスのかわいい丸窓の上にはツバメの巣
淡い色のタイルも素敵
小さい配達員さんが、来てくれそうな雰囲気(笑)
ドラえもん兄弟が町を見守る
陽当たりのよい特等席のブロックには、植物
歴史を感じる灯

おすすめプラン

6:00 元湯さんで一番風呂
7:00 車をゆうゆう館に移動させて、温泉津港散策
    宿泊されている方は、宿に戻って朝ご飯
9:00 薬師湯さんで、一番風呂
    その後、街を散策
11:00 震湯カフェ 内蔵丞で早めのランチ

A案 午後は欲張り石見銀山コース

12:00 石見銀山へ出発
13:45~の大久保間歩ツアーにも参加可能(事前予約推奨)
    また、別noteでご案内します

B案 丸一日 温泉津堪能コース

12:30 食後はガイドツアーへの参加
    温泉津コース | 石見銀山ガイドの会

15:00 輝雲荘茶房さんで、ガックジュース
    アンチエイジングの作用があるとされている
    ベトナム原産のフルーツジュースもご提供されています。
    筆者も初体験でした。

オススメする一つの理由が、温泉津は観光客価格であるなか、比較的輝雲荘さんは価格が抑えめです。旅館のフロント前の数席のみなので、見つけにくいかとは思います。

20:00-21:30 夜神楽定期公演
         土曜日のみの開催。事前予約をして行かれてください。
         お席は55席です。

石見神楽については、拙著を参考にしてくだされば幸いです


参考サイト

元湯

薬師湯

こちらのマップが見やすいです。

https://www.ginzan-wm.jp/wp-content/uploads/2020/03/%E6%B8%A9%E6%B3%89%E6%B4%A5%E3%81%BE%E3%81%A1%E6%AD%A9%E3%81%8DMAP%E6%97%A5%E6%9C%AC_2019.9.pdf


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