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思いがけない出会い。バツイチの結婚観

そんなふうに風まかせに生きていたら、思いがけず、パートナーができた。
彼氏というより、パートナーがしっくりくる。

少女漫画のような始まりの恋ではないかもしれないが、一緒にいることが自然に感じるような不思議な人だ。

だが、私にはもう結婚願望はない。
この手に入れた自由を手放す気になれないのだ。

一緒に住んだりすることは構わないが、「結婚」という形にする必要性を感じられない。
子供を育てるという願いがあるなら、「結婚」という形は保護にもなるし、メリットもたくさんあると思う。
でも子供を考えていない私と彼にとって、結婚をする意義があまり感じられないのだ。

一緒にいれればなんでもいいさ、である。

約束もなしに一緒にいるなんて・・と思う人もいるかも知れないが、「ずっと一緒にいる」という結婚の誓いや覚悟が絶対ではないこと、むしろ自らそれを壊してしまった経験のある私にとって、そんな誓いの言葉や婚姻届のようなカミキレは、なんの意味もなくなってしまったのだ。

安心材料ですらない、むしろお互いを縛ったり、よくある「夫」や「妻」としての役割を無意識に意識して、いらぬ期待をお互いにもってしまったりするくらいなら、パートナーのままのほうが楽なのだ。
クリスチャン時代の私がきいたら卒倒するような考え方だ笑

当初、ある程度集客の見込める名古屋市内で小さなごはん屋さんをと思っていた構想も、パートナーができたことで変化があった。

また、ペット可物件への引越とともに二匹の保護猫を家族として迎え入れたことも大きな転換点となった。

猫のいるごはんやさんを実現するにはいくつものハードルがあり、そもそもテナントではペット可のお店なんていうもの自体探すのが難しい

また彼の方の夢がいつか田舎にDIYしたお家で暮らすということだったこともあり、二人の構想をかけあわせて、田舎の古民家をDIYし、猫のいる食事処、さらには宿泊もできるような施設にしたらどうだろう、と変化していった。

また、保護猫に関する知識を深めるにつれ、猫に貢献ができるような活動も始めたいという気持ちが高まった。

彼のこれまでの不動産業の経験を活かし、いつかは「猫飼育推奨物件」(ペットが飼える物件が少ない、ペットが居ると家賃が上がる、という問題を解決するための、猫がいると家賃が下がる物件)を作ることに取り組みたいという目標ができ、そのためのコミュニティも作ることにした。

そして、TIKTOKやYOUTUBE、オンラインサロン等で猫のための活動を開始した。

2023年4月、滋賀県に念願の古民家を購入し、現在はそこを二人でDIYしながら、その様子をYOUTUBEなどで発信している。
2024年夏には移住をし、暮らしながら店舗部分の改装をして、2025年春には食堂部分をオープンさせたいという計画だ。
うまくいけば、44歳でお店を持つことになる。

そんな順調に、目標通りにことが運ぶのか、それは誰にもわからないことは私が1番知っている笑

つづく

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