風まかせ。肩の力を抜いて猫のように生きる。
未来はどうなるかわからない。
それでも、目標を見つめながら頑張る今は楽しい。
自分で選択し、うまくいかなくても状況に応じてまた自分で考えて調整する。
そうすれば不測の事態さえ楽しめる。
自分で決めたことは誰のせいでもないから、受け入れて乗り越えるしかないと納得もいく。
人生の前半をすべてクリスチャンとして生きたことを後悔してはいない。
時間を無駄にしたように思えなくもないが、間違いなくその経験が今の私を形作ったのだから。
正しかったか間違っていたかなんてこともどちらでもいい。
だって過ぎた時間は変えられず、もし違っていたら今の彼と出会うこともなかっただろう。
私は今この数奇なおまけの人生を楽しんでいる。
お金持ちになることにも興味はないが、働くだけの人生は嫌だ。
どうせなら楽しみながら働きたいし、それで食べていける方法を探したい。
そして日々私を癒やしてくれるニャンズに、少しでも貢献できる何かができたら最高だ。
猫たちは人を癒やす天才だ。
私のようにどん底にいる人を救う事ができる。
どこかで苦しんでいる人がいるなら、猫との出会いを後押ししたい、そんなマッチングの助けができたらいいな。
現在の彼はとても理解のある人で、私のこれまでの境遇、すべての友人や知り合いと関係が切れていることを鑑み、時々私が元夫と食事に行けるよう快く送り出してくれる。
私の過去を知っている人、思い出を共有できる人で近くにいるのは元旦那しかいないのだから、それを取り上げるのは酷すぎると言ってくれるのだ。
彼もまたバツイチで彼の方には子供もいるので、月に一度子供に会いに行っている。
自分もそういう状況だから、お互い様だと言ってくれる。
これを他の人に話すと驚かれるが、私達にとってそれほど大きなことでもない。
お互いに浮気を疑うようなこともないのだ。
私達は夫婦ではなく、誓約に縛られた関係でもないから、浮気をする意味がないというか・・
浮気をするくらい他の人に惹かれていたり、相手に不満があるならば、堂々とそちらへ行けば良い。こそこそする必要が全くない。
一緒にいたいからいる。一緒にいたいから、相手を悲しませたり、リスクになるようなことをすることもない。
とはいえ依存もしていない、というとても居心地のいい関係だと私自身は思っている。
彼と一緒にいるのはとても居心地がいいが、彼がいないと死んでしまう!という類のものではない。
ずっと一緒にいられたら嬉しいが、もし分かれ道が来ても、わたしは自分の足で歩いていけると感じる。
別れがすべての終わりではない。
色々な経験から身をもって知り、精神的に自立ができたのではないかと思う。
第二の人生において私はまだ2歳。
気負わず背負わず、自然体で。
一日一日を感謝し、ワクワクを大事にすること。
大切にしたい人を大事にすること。
慎ましく生活しつつ、大事な猫たちを養っていけるようにできる備えをすること。
猫のように気ままに過ごそうと思う、今のところは。
一応、完。
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