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あおもり版画&PRINT作品展



青森市民美術館で行われた版画の
公募展にチャレンジしました。


大きな枠組みに拾われて


これまで作ってきたペーパードール
リトグラフ印刷というもので
作成してきたのですが
広義で「版画」に当てはまるとのことで…


青森の版画を盛り上げるために
「版画」の解釈を極限まで広げる
というコンセプトに惹かれ、
思い切って新作ペーパードールを応募!

入口にあったでかいリンゴのねぶた君


普段イベントでの販売がメインなので
搬入の時には緊張しました…

ゆめひめさま

ペーパードール「ゆめひめさま」
透けてる腕がキュート!

今回応募した新作ペーパードールは
実は元ネタがありまして。

フリーゲーム制作者のみやのさんの新作ゲーム
「イムルナ」体験版に採用して頂いた
キャラクターをリデザインしたものです。
※ゲームは未だ制作中です

ゲームの中で扱いやすいように
なるべくシンプルにしたドレスを、
思いきり可愛く優しく丁寧に描き加えたのが
今回の「ゆめひめさま」

みやのさんのほうで、応募したキャラクターは
自由に扱ってOKとのことで
自分の中でも何かの記念にしたくて作りました。

ペーパードール「ゆめひめさま」については
別の機会に詳しく書きたいと思います。

星のような表現を探して

会場の素敵なモビール作品

実は近年ずっと悩んでいることがありました。
私は結局何を作りたいんだろう…。

これまで活動を応援してくれた方は
私が色んな表現方法を取ってきたことを
知っていると思います。

絵も描いた、字も書いた、粘土もこねた、
とにかく思いつくことなんでもやってみて

結局何も手につかめなかったような…

実際はそんなことないんだけども。

会場の素敵なピエロさん

けれど、いろんな絵の活動者をみれば
それぞれ確かな持ち味があって。
これだ!という"表現方法"を持ってる人は
やっぱり強いと思う。

私にはまだそれが見つけられない。

そんな不安や焦燥感みたいなものに
ずっと悩んできました、本当は。

今回は自分の原点に立ち返るための
チャレンジでした。

見栄えだとか、売れそうだとか、
そういうことを一旦おいておいて。

学校にも行き渋っていた学生時代、
一人で夢中に描いていたお姫様の絵みたいに。

もっと無邪気に、背伸びせずに、
ただ自分が作ってみたいものを作る。

あの頃の自分を迎えに行くような気持ちでね!

まだ「ペーパードール」という表現方法が
私にとってどうなるのかわからないけれど。

今はただ、とにかく作りたいだけ作る!
作ってみる!

会場の夜空の額縁の奥

なにより今回久しぶりに
作品を作ることができたのは
夫の協力もあってこそ。

気持ちの面ではもちろん、
家事や会場への送り迎えなど
本当に本当にありがとう!

スペシャルサンクス ゆるふわしおり

最後に

これからも玉城真理の作品を
是非見てもらえたら嬉しいです。

活動自体不定期で
なかなか発表できない時もあるけれど

今回入院と手術を挟みながらも
作品をつくれたことで

何があっても活動はやめないんだろうなって
なんだか自信がつきました。

がんばろ、がんばるぞ!

コピー用紙でつくった試作品

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